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初エッチでショック!「彼が勃起しないのは私のせい…?」女子たちよ思い悩むことなかれ

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 Photo by Lucia Sanchez from Flickr

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 いよいよやってきた、初エッチの日。はじめてのセックスは期待と不安、恥ずかしさが入り混じってスタートするものですが、一般的にはなんとなく彼にカラダを委ねてコトを進めてしまう女性が多いでしょう。最初から積極的になれというのも無理な話ですが、一方的にお任せされて焦ってしまう男性もいると思います。緊張の中、いよいよ挿入! という段階で、そんな男性側のプレッシャーが表面化することがあります。

「え、入らない? 彼のちんこ……勃ってない!!!」

 こんな状況に陥ってショックを受けたという女性、実は結構います。特にはじめてのセックスだった場合、「彼は私のこと好きじゃない?」「私の魅力が足りなかった?」「私のカラダじゃ興奮しない?」と自分を責めてしまう女性が多いといいます。何を隠そうかつての私もそうでした。

 まず最初にこれだけは伝えておきます! 不安に思うことはありません。そのとき彼の勃起が弱かったのは、貴女の魅力不足が原因ではないのです。

男性が自らに課しているプレッシャー

 完結に言うと、まず大きな原因は「緊張」です。前述のように、「男が女をリードしてうまくコトを運ぶセックス」を是としている場合、男性側にはプレッシャーがかかります。さらに男性側が「男である自分が、相手を気持ちよくさせなければ」という謎の使命感にかられていることもあって、自分でハードルを上げすぎていたりもします。そんな“自分のプレッシャー”に勝てず、勃たなかったり、中折れしたりということにつながることがあるわけです。誰も「気持ちよくして」「イカせて」なんて頼んでないのに、むしろ一緒に気持ちよくなりたいのに、あちらがひとりよがりなセックス観で暴走した挙げ句勃たない、なんて複雑ですね。

 ともかく男性側も緊張感の中、セックスをはじめるわけです。「リードしなくちゃ」「気持ちよくしなくちゃ」「イカせなきゃ」……それだけではなく、「あれ? 反応があまり良くない。これはあまり気持ちよくないのかな?」「AVでは女優さんが気持ちよさそうにしてたはず」と、頭の中では課題と不安がいっぱい。そして、途中まで勃起していたものの、いざ挿入! の時に萎えてしまうこともあります。

経験があっても“勃たない”ことはある

 私自身、“その彼とは”はじめてのセックス(お互いに初体験ではない)でも、相手が勃起しない事態なんて数知れず。男友達でも「大好きな彼女と、やっとセックスまで進んだのに“ダメ”だった」なんて話はよく聞くことです。

 むしろ、お互いに恋愛経験、セックス経験がある方が面倒なこともあるくらいです。「俺のちんこのサイズって、昔の男と比べてどうなんだろう」「俺のテクニック、満足してる?」「俺が今までの男で1番満足させたい!」と、これまた勝手に自分にプレッシャーを課して不安になっているわけですが。

面倒なヘコみ男性への対策

 では、「いざ、というときに彼が勃たない」出来事に直面したとき、女性はどうしたらいいのでしょうか。気まずい雰囲気になっているでしょうから、女性側からとっとと切り替えるしか方法はありません。

 男性は、「挿入して気持ちよくさせる(よくあらばイカせる)」ことがゴールだと思っていることも多いので、「ギューってして」「キスして」と言いながら「こうしてるだけでも気持ちいい」と「挿入しなくても十分気持ちいい」ことを伝えましょう。本音では「挿入してイクことがゴール」だと思っている女性もいるでしょうが、このときは思いやりの心で不満を抑えた方がいいと思います。

 逆に、不安な気持ちから「私が原因?」「なんで」「どうして」と投げかけると、相手にとっては責められているように感じ、下手に心配しすぎると罪悪感に苛まれてしまいます。勃起しなかった、最後まで持たなかった、という出来事は男性を非常~にヘコませる模様です。この焦燥感は、長いですからね。成功するまでずーっと引きずっていますから。そうなんです、面倒くさいんです。

 “習うより慣れろ”という言葉があるように、基本的には回数を重ねていくことで解消される問題です。もしかしたらその後も23回は同じ結末になるかもしれませんがそれは覚悟しつつ、無駄な不安は背負い込まないことです。くれぐれも、責任の所在を探して落ち込むことのないように!

 まぁ、しかし「男性は傷つきやすく、繊細な生き物ですから」的な言葉をよく聞きますが、女性も一緒ですからね。彼女のカラダや膣の形、イカないことで「おかしいんじゃない?」などズケズケ物言うデリカシーのない男性もおり、その言葉に大きく傷つき、悩み、苦痛になっている女性がどれほどいることか……。セックスをするような親しき関係だからこそ、気遣いを忘れてはいけないと思います。

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。