10月10日放送の『ごごナマ』(NHK)に吉田羊(年齢非公表)が出演し、ブレイクしたきっかけを語っていた。大学3年時に小劇場の女優募集広告に応募して舞台デビューを果たした吉田だが、役作りの原点はおままごとにあるそうだ。
一般的に、小学校高学年にもなると「おままごと」遊びから卒業する女子が多いが、吉田は中学1年までおままごと遊びを止められず、近所の小さな子供を集めておままごとをしていたという。「自分に自信がない人間なので、自分じゃない何かになれることが楽だったんでしょうね」と語り、これが女優を目指すきっかけとなったそうだ。ちなみに吉田は自分のことを「自信のない目立ちたがり屋」と自称している。
しかし吉田の女優人生は最初から順調なものではなかった。大学卒業後に芸能事務所に所属せずフリーの女優として活動、2001年には劇団「東京スウィカ」を立ち上げ、劇団を卒業する2007年まで看板女優として活動したが、実入りはよくなく、当時は引越業者、葬儀屋、コンパニオンなどのバイトで生活費を稼いでいた。その後、出演舞台を見にきていた現在のマネージャーに「映像をやりませんか」とスカウトされ、大手事務所を辞めたマネージャーが立ち上げた個人事務所・ORANKUにて映像業界に進出した。
吉田とマネージャーの2人しかいない個人事務所にも関わらず、女優業に専念するためアルバイト禁止の方針を打ち出すなど規律がしっかりしていたそう。吉田は事務所に借金をするかたちで生活費用を捻出し、返済は2014年のドラマ『HERO』(フジテレビ系)出演の直前まで続いていたそうだ。
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