
Photo by Quinn Dombrowski from Flickr
先日、カフェで大学生らしき3人組の男子がおしゃべりしておりました。そのうちのひとりが「俺、ヤッた女は三桁超えてると思う」とドヤ顔で話し、彼の友人が「スゲー! テクニシャンじゃん!」と賞賛……<マクドナルドの女子高生>じゃないですよ、本当に聞いた会話です。ひとことだけいいですか? 経験人数とテクニックは比例しませんよ。こんにちは、大根 蘭です。
男性がオナニーをしないようにする「オナ禁」って聞いたことはありますか? 1週間、1カ月、2カ月……と禁欲期間は人によって違いますが、カラダを慣らすためにも1週間くらいからはじめる方が多いようです。
オナ禁をして、寝つき&目覚めがよくなる・疲れにくくなる・抜け毛が減るなどの身体的変化や、集中力が増す・ポジティブな思考になる・頭の回転が速くなるなど精神面での良い変化を感じた男性もいるようです。そしてオナ禁を薦める男性たちが必ずと言っていいほど主張するのが「モテるようになる」……、まぁ何を持ってモテるのか「モテる」の定義はそれぞれですので、置いておきましょう。
さてこの「オナ禁」、女性もやっているとカラダ・精神ともに何かしらの変化をもたらすものなんでしょうか。今回は、実際に友人K(30代女性)が「オナ禁」を実践し、結果報告をしてくれた内容をお伝えします。
彼女がオナ禁を終えた感想から言いますと、「オナ禁をしてよかった。二度とやらないけど」とのこと。
当たり前のことですが、感じ方は人それぞれ、個人差としか言えません。人によってオナ禁効果を感じた人もいれば「全く変わらない」と感じる人もいるのが当たり前です。もともとのオナニーをする時間やペースなどでも大きく変わってくると思うので、参考程度に読み進めていただければと思います。
女性のオナ禁、変化はあるのか
友人Kは、毎日(調子が悪くても2日に1回)の就寝前と、休日の昼間に必ずオナニーをしています。しかし先日、体調を崩して1週間の入院生活を余儀なくされました。この期間、体調が悪いだけあってまーったく性欲が沸かず「あ、このまま2週間オナニーやめてみよ」と思い立ったようです。
Kはそれまでも「オナ禁」に興味があったそうで、オナニーだけでなくセックスも含めて一定期間禁止してみたかったのだそうです。体調が悪くて病院のベッドの上、その気にもならない今がオナ禁をするには絶好のチャンス! 「いつやるの? 今でしょ!」(林先生、こんなことに使ってごめんなさい)と覚悟を決めたようです。とにかく「2週間の我慢」をしてみようと。
入院中は「私の性欲は果てた」とLINEがくるほど、なんの問題もなくクリア。勝負は退院してからの1週間なわけですが、ひとり暮らしの部屋へ戻ってきたと同時に性欲もあっさり「ただいま〜」と戻ってしまったそうで……。
オナニー回避の方法
もう別にオナニーしちゃえばいいじゃんという話ですが、ここで友人Kはオナニーの誘惑から回避するための方法を探りはじめます。
◆エネルギーを消費できる、ほかのこと
「集中できる時間が一番だ」と感じた彼女は、仕事から早く帰宅した日や、昼間からオナニーをしていた休日の時間の使い方を、ウォーキング・ジョギング・ひとりカラオケで消費することに。いずれもエネルギーが消費されるものなので、帰宅して寝付けずに困ることはなかったようです。
そのほか、2回ほど映画館に足を運んだり、食生活を見直し自炊をするなどして時間を消費。「ほかのことに集中する時間も、新鮮だった」とのこと。
◆苦手なものを目にする
彼女が苦手なものは魚。調理された魚料理は好きなものの、生身の魚が釣られている姿、魚をさばく様子には気分が萎えてしまいます。そして、虫関係も苦手。ということで、釣りや魚をさばいてる映像、虫の映像をYoutubeで漁りまくって、「ムラムラ」が「萎え萎え」になるようメンタルをコントロールしたようです。
オナ禁で得たもの
さて、なんとか2週間のオナ禁を終えた友人K。果たして変化はあったのでしょうか。
◆目覚めがいい!
「今まで、目覚ましのアラームが鳴っても二度寝が当たり前、起床後も眠くて仕方ない状況でした。しかし、オナ禁をはじめてからスッキリした目覚めで、脳もカラダも活発になった気がする」
友人Kの通常のオナニー時間は、最低でも1時間を要していたようです。大体23時からスタートして終了してシャワーを浴びて……、なんだかんだ就寝時間は2時頃だったそうです。そして6時か7時には起床。オナニーをしてスッキリして眠りについたつもりでも、それ、睡眠不足だったのでは。疲れが取れていなかったのかもしれません。オナ禁期間は、23時~24時には就寝。2時間長く寝るだけで寝起きは違いますよね。
というかこれ、オナニー関係なく夜更かしは体に負担だって話ですけどね。
◆化粧ノリが良くなった
「常にメイク前にシートパックをしないと、化粧ノリが最悪!」だった彼女ですが、オナ禁して2週間目突入のときには、シートパックをしなくても、下地をつけなくても「肌がイキイキしてる!」と実感したようです。
不眠は肌荒れの要因になるので、友人Kの場合はぐっすり眠れたことも大きいのではないかと予想しますが。これもおそらく夜更かし改善の効果ですよね。
※肌のダメージを考えたら、下地はした方がいいと思います。
◆セックスが超絶キモチイイ!
耐えていたものが、パーン! と弾け飛んだのでしょう。前戯の時点で「軽く痙攣するくらい気持ちよかった」とのこと。彼女の場合、いつものセックスでは、1回のセックスで1回イクかイカないかのようですが、オナ禁後のセックスは3回のオーガズムを迎えたとのこと。挿入している間も彼からは「吸い付きがスゴイ」と言われるほどだったそうですよ。
オナ禁のマイナス面
デメリットはただひとつ! 「ストレスがハンパない!」というほど、オナ禁は自分との戦いだったようです。そりゃそのはず、日課になっていた快感を手放すことは精神的ストレスが増します。
彼女の言うメリットは、2週間の間、食事にも気を遣い、気を紛らわせるためのウォーキングやジョギングがいい影響を与えたんじゃないの?(特に化粧ノリは)というツッコミは置いといて、「オナ禁後のセックスが超絶気持ちいい(オナニーでも同じだと思う)」ということを体感できたこと自体は、オナニーと直接的に関係するかもしれません。
結論から言えば、オナニーを無理に我慢する必要はないし、夜更かしは体に悪い。オナ禁後の久々のセックスで超快感を得られるというのは興味深い話ではありますが……。