
映画『彼女がその名を知らない鳥たち』公式Twitterより
10月17日、都内で映画『彼女がその名を知らない鳥たち』のトークイベントが行われ、W主演を務めた蒼井優(32)と阿部サダヲ(47)、監督の白石和彌(42)、原作のファンである光浦靖子(46)が出席した。
光浦が蒼井演じる北原十和子について「原作には十和子の容姿が書かれていないんだけど、映画を見て美人だったんだと謎が解けました。やっぱり十和子は美人じゃないと辻褄が合わないことに気づきました」とコメント。
すると容姿を絶賛された蒼井が「私は“ほどよい顔”で本当の美人ではないです。こういう顔は芸能界にいそうでいないです。本当に(十和子が)美人ならもっと幸せになっているだろうし。そういう意味でほどよい顔なのかなと思います」「女優という仕事をやっていると、『綺麗』って言わないといけない雰囲気があるけど、それが苦手……。ほどほどの顔でやらせてもらっています」と謙遜していた。
この蒼井の“ほどよい顔”発言はネット上で話題になり、蒼井の容姿を巡って議論が繰り広げられている。「確かにほどほど」「まあ美人ではないよね」「昔から顔変わってなくて整形してないのは好感持てる」「美人ではないけど、雰囲気がとてもある」といった蒼井の意見に同調する人や、「一般人だったら別格の美人だよ」「肌と髪が超キレイ、声も可愛いし雰囲気もセンスも良い。あれ、最高じゃない?」「すごい透明感あって美人。すっぴんっぽいメイクや髪形で地味にしてるだけ」といった美人派も大勢いる。
そもそも美人の定義に明確な基準などなく、時代、文化などで美の価値観も変わるため、最終的には個人の見方次第だ。だが蒼井がすごいのは、演技次第で美人にも垢抜けない地味な女にもなりきれるその女優力だろう。
これまでに多数の作品に出演してきた蒼井。『フラガール』『百万円と苦虫女』『洋菓子店コアンドル』や、現在放送中のドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)などでは劇中で美人ポジションなわけではない地味で目立たないタイプの女性を演じているが、映画『るろうに剣心』や『東京喰種トーキョーグール』、ドラマ『Dr.倫太郎』(日本テレビ系)や『ハロー張りネズミ』(TBS系)などでは美人役として出演し、どちらも鑑賞者に違和感を与えないのだからスゴイ。
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