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「ローション」と「潤滑剤」は、似て非なるものだとご存知でしょうか。そもそもこの2つ、使用目的が違うんです。ローションは本来、マッサージをするために作られたもの。男性がオナニーをする時や、風俗でマットプレイをする時には絶大な効果を発揮しますが、女性のアソコに潤いを与えてくれる潤滑剤とは別物です。どっちもヌメッとしていますが……ローションが膣内に入ると、大惨事が起きるんです!!!!
カンジダ!? いえ、ローションのカスでした
その“大惨事”を話す前提として、私はちょいちょい「膣カンジダ症」を発症するマンマンです。膣カンジダは、膣の中にいる常在菌である「カンジダ菌」が増殖して発症してしまう病気。性病とは異なり、性行為がなくても発症します。疲れやストレスなど、抵抗力が落ちている時になりやすく、一度発症すると再発を繰り返しやすいです。
この膣カンジダの特徴は「膣周辺のかゆみ」と「おりものがカッテージチーズのような白いカスになる」というもの。発症したら、専用の膣剤や塗り薬で治療していきます。膣剤・塗り薬は薬局にも売っていますが、これは“再発の人”用なので、初めてだったらとりあえず婦人科に行きましょう。
カンジダの一番の特徴はやっぱりおりものの変化。“白いカス”のようなおりものです。で、ローションの話に戻りますが、ローションを潤滑剤代わりにして膣内の中に残った場合、同じような“白いカス”が大量に出てくるんです!!!
この間、お酒とローションを混ぜてセックスに使う「お酒入りローション」を紹介しましたが、その時に使ったのがあの有名な「ぺぺローション」。その名のとおり、潤滑剤ではなくローションです。事後、マンコ周辺がベタベタをシャワーで洗い流そうとしたらアソコから大量の白いカスがぼろぼろと出てくる出てくる。
最初は「え!? カンジダ!?」って思ったんですが、なんだかいつもと“質感”が違う……。後でネットでググったら、「ローションのカス」だと判明しました。しかも、そのカスが膣内に残ると、雑菌が繁殖して炎症を引き起こすと……! 危険! 使い捨てビデで中を流して事なきを得ましたが、ちょっとヒヤリとしました。
この件、なんだか既視感があるなと思ったら、峰なゆかさんの『セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク』(双葉社)でも、ローションがアソコに残るとマンカスみたいになると紹介されていました。AV女優さんも最初はそのことを知らない人が多いらしく、峰さんも最初はマンカスだと思って超戸惑ったとか。
「なので、セックスの際はローションではなく、潤滑剤を使いましょう!」というお話なのですが、この間、Amazonをブラブラ見ていたらビックリすることがあって。バイブと「よく一緒に購入されている商品」の欄を見ると大抵「ぺぺローション」があるんですよ! しかもほとんどのバイブに。挿入しやすくするために購入する人が多いのかも知れませんが、ぺぺだと事後白いカス、出るよ……って。バイブオナニーでも潤滑剤を使うべきです!