
Photo by Marina Spektr from Flickr
3年ほど前に話題になった膣のトレーニング「膣トレ」。尿漏れ対策、骨盤痛、性交痛などに効果を得る……、セックスで膣の締まりが良くなることで男女ともに快感が増すことから話題になったトレーニングです。今更ですが、簡単に膣トレのおさらいです。
肩幅に脚を広げて立つ⇒ゆっくり5秒ほどかけて息を吸う(膣を上に引き上げるように)⇒膣を締めたまま息を止めて5秒キープ⇒5秒ほどかけて息を抜いてカラダの力を抜く……といった方法です。「膣に力を入れる」と言われてもイメージしにくいかもしれないですが「肛門を締める」イメージの方がわかりやすいかもしれません。
話題になった時は実践していたけど最近はめっきり……という方、そもそもやったことのない方といらっしゃると思います。トレーニングは面倒くさいけど、セックスの時にペニスを締め付けて気持ちよくなりたい! と願う方もいるでしょう。大丈夫、普段トレーニングをしていなくても、セックスの体位によっては膣が締まりやすく(締めやすく)出来るんです。
膣の締めつけを調整できることで、女性自身がオーガズムを調整できるようになるので、お互いに締めつけが気持ちいい体位を探してみましょう。
正常位
定番体位である「正常位」は、男性主導の体位に感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありませんよ~。正常位で挿入後、かかとを床につけて、肛門を締めるイメージで少しお尻を持ち上げます。この体勢は自然に膣が締まりますし、女性側も男性のペースに合わせてピストン運動をすることで快感が高まります。
◆屈曲位
正常位のひとつ「屈曲位」。体勢から女性の足を男性の肩にかける体位です。膣に力を入れなくても、足に力が入りやすく膣も締まりやすくなります。ただ、女性側の柔軟性と腰に負担がかかりやすい体位でもあるので、肩にかけなくても両脚を持ち上げるようにするだけでもOK!
膣を締めやすい体位は、正常位以外にもいくつかありますよ~。
◆寝バック
女性がうつ伏せで寝た体勢になって、男性がバックで挿入する体位です。挿入後は両脚を閉じることで、自然と膣はキュッと締まります。バックでピストン運動をすると抜けやすい場合は、男性は女性のお尻を両手で掴み(寄せ)ながらピストン運動をすると抜けにくくなりますよ。
◆騎乗位
仰向けに寝ている男性の上に跨る体勢なので、もともと締まりが良くなるイメージですが、さらに膣締めをしやすいポイント! 男性の上に跨る際、膝を外側に開くようにして、上半身は少しだけ後ろに倒すことを意識しながらピストン運動をしてください。両脚は彼の足(太もも)の上に置いておくとラクチンです。
◆対面座位
足を伸ばして座っている男性に跨って挿入。お互いが向かいあって座る「対面座位」。挿入しながら抱きしめ合うまったりイチャイチャ体位でもありますが、膣を締めつけやすい体位でもあります。通常は男性の上にペッタリと座ることが多いかと思いますが、膣締めの際の女性側のポイントは、両手を床についてかかとに重心を乗せて、お尻が浮いている体勢になります。おのずと、へその下あたりに力が入ることで、膣も締まっていきます。自分を支える両手が疲れるので、長時間は避けておきましょう。』
最後に注意点。「ずっと膣を締めた状態でセックスしたらずっと気持ちいいんじゃないか?」と試したこともあるのですが、最初から最後まで、膣に力を入れているとものすごく疲れて快感が遠のいてしまいます。女性主導で動くときだけ、深くゆっくりとピストンしている時だけ、と緩急をつけながら行うことをオススメします。