恋愛・セックス

膣が凶器に変わることもある!“濡れる”ことの大切さ ~We need Love Juice~

【この記事のキーワード】
Photo by Rikard Elofsson from Flickr

Photo by Rikard Elofsson from Flickr

 女性はセックス時に“濡れる”生き物です。愛液、ラブジュースなどとも呼ばれるこの「濡れ」の正体は、膣液、バルトリン腺液、スキーン腺液、子宮頚管粘液などの分泌液だそうですが、女性が濡れることによって相手の男性や女性自身の興奮につながったり、挿入がスムーズになったり、女性の膣を守る役割になるとも言われていますよね。こういったことから、女性が濡れることはセックスにおいて必要不可欠であると思います。

 では、全く濡れていない状態でセックスをするとどうなるのでしょうか? 濡れていないまま挿入した場合や、挿入中に膣内が乾いてきてしまった場合に痛みを感じたことのある女性は多いのではないでしょうか。その際に、男性も同じように痛みを感じていることもあるでしょう。濡れが足りないまま行うセックスは非常に危険です。

 私が彼と同棲していた頃、起き抜けの時短セックスにハマっていたことがありました。朝、起きるとともに寝ぼけながらとりあえず正常位で挿入し、挿入のみで終了するセックスです。その彼は早漏気味だったため、所用時間は10分以内と極めて短時間で終わるお手軽なセックスが当時の日課になっていました。

 相当なデカチンでないかぎり、前戯がなくても挿入することは可能なはずです。私個人の基準になってしまいますが、その彼はデカチンの部類ではなかったし、私は挿入している間に濡れてくる体質であったので、完全なる挿入オンリーでも何の問題もありませんでした。しかしある日、いつものように朝の時短セックスを終えると、彼の様子がいつもと違っていたのです。

「なんか、ちんこが痛い……」

 彼はそう言いつつ顔をしかめていました。「ちゃんと見てみてー!!」と言いながら、ちんこをボロンと私の前に差し出す彼。心配した私は、彼のちんこをくまなく観察しました。すると、亀頭の裏に1センチほどの切り傷が……。紙で指先などを切ってしまった時にできるような、あの傷です。あれって、地味に痛いですよね。その日のセックス時、なんとなくいつもより膣の中のすべりが悪いかな? と思っていた私ですが、まさか彼のちんこを傷つけてしまっていたとは夢にも思いませんでした。念のため、彼のちんこにはオロナ◯ンを塗り塗り。そして彼のちんこの傷が治るまでセックスはお休みとなり、今後濡れたことを確認してからの挿入が義務づけられるようになりました。

 その場の雰囲気が盛り上がって、前戯なしで挿入するというシーンは普通のカップルにも見られることではないでしょうか。しかし、そうした時にあなたの膣が彼のちんこを攻撃する可能性があることを忘れないで下さい。膣内の形状によってちんこを傷つけやすいもの、そうでないものとあるかもしれませんが、女性のまんこの中身を見ることは非常に難しいので、まずは十分に濡らすことがベストかもしれません。濡れることはあなたを守り、そして彼を守ります。私の友人のロリルミちゃんはクジラガールらしいのでその手の心配は無用かもしれませんが、そうではない女性は自分の濡れ具合を把握しておいた方がよさそうです。
(リオネル・メシ子)