妻と出会う前から続いてるセフレがいる
――奥様ともセックスして、オナニーは毎日して、時には風俗も行く、と。
「これも惰性というか、クセなんですかね。安く済ませたいときはセフレに連絡を取ることもあります」
――え? 特定のセックスフレンドが?
「長い付き合いになる4人の女性がいるんですが、そろそろ古株を引退させて、新規加入者を募りたい気持ちはあります」
――4人いるんですか?
「その方が、週1で回しやすいですから」
――シフトを組みやすいと。そこから、情も持ったり持たれたり、浮気や不倫には発展はしないんですか?
「セフレに対して情を抱くのはタブーです。片方だけでも情を抱いてしまったら、そこで終わり。絶対に連絡しません」
――「自分が会いたい時に会える相手しか、いらない」と。
「『会いたい』などのLINEやメッセージが届くと、YとRを入れてこいと」
――YとR?
「〈会いたい〉をローマ字にすると、〈AITAI〉ですよね。最初のAとIの前にYとRを入れると〈YARITAI〉になります。セフレというのは、読んで字のごとくセックスだけが目的なわけであって、行為が終わったら即解散という関係性がベストなんです」
――ほぉ。それは、結婚する前からですか?
「そうですね。最古参は10年以上の付き合いになります」
――奥様とは5年ほど交際していますが、その間から続いている相手がいると。奥様と真剣に付き合いはじめると決めたときも、セフレと切ろうとは思わなかったんですか?
「特に切る必要はないと思います。セフレは互いに内面を見てるわけじゃないし、将来の夢を語ることも、惹かれ合うこともありません。肉体的な関係だけであって、精神のつながりは互いに求めていないんですよ。長く続いている相手のセフレも結婚してますしね。カラダの相性がいいだけで継続している関係なので、気も遣わずラクですよ」
――セフレがいたら、風俗行かなくていいんじゃないの? って思っちゃいますが。
「全然意味合いが違いますよ。セフレを服従させることはないですけど、風俗は服従させる楽しみがあるから行くんです。ふざけるな、と思われるかもしれませんが、こちらとしては金銭という対価を支払っているわけで、誰からも咎められることはないと思いますよ。加えて、セフレはある程度自分の好きな顔なので、服従させる対象にはなりませんが、風俗は高額でもドえらいブスが目の前に降臨することも多々ですから」
――奥様とのセックス、毎日のオナニー、風俗とセフレ。ほかでセックスしまくっていることで、奥さんに対し罪の意識はあるのでしょうか。
「どうでしょう。罪と言えば罪かもしれないし、知らないことが知らないままであれば、それは罪にもならない。けど、妻は『外でモテる旦那でいてほしい』と願っているので、ひとつやふたつの浮気くらい、なんとも思わないのかもしれません。端から見たらセフレとか風俗とか、ゲスい環境と思われるかもしれませんが、誰にでも自ら口にしない秘密なんて、いくつか持ってて当然だと思いますし。むしろ、ない人なんか、くだらない人生を送っていることに気づいてないんじゃないですかね」