
Photo by fiveoaks66 from Flickr
秋服から冬服への移行のタイミングって難しいですよね。厚手のコートを着るにはまだ早いような、でも朝・晩は冷え込んできているし。そろそろ暖かいインナー洋服の下に着用している方もいるのではないでしょうか。
毎年、寒さに耐え切れずヒートテックを手放せませんでした。しかし、ヒートテックを着用していると必ずかゆみがでてきます。皮膚科の先生に相談しに行った際、敏感肌で肌が荒れやすい人は着てはいけない、と注意されました。冬になると「身体がかゆい」と相談しにくる方が増えるようですが、その多くは「化学繊維」を使用したインナーを着用していることが原因だと言います。
「化学繊維」は、プラスチックを利用した合成繊維。代表的なものだと、ポリエステル・ナイロン・アクリルなどが挙げられます。多くのメーカーが“安くて暖かいインナー”として発売しているものは、残念ながら「化学繊維」が多いんです。
でも、寒い。暖かいインナーがなければ冬をしのげない! という方に、オススメの化学繊維なしで暖かい「メリノウール」「綿」「シルク」をメインとした3つの素材別にインナーをご紹介します!
◆メリノウール
羊毛の中でも最高級とされるウールでメリノ種の羊からとれる「メリノウール」。非常に細く長さも均一の毛は柔らかくて、しなやか。そのため、チクチクしないことで好評です。ウールには吸着熱を生み出すという特長があるので、着た瞬間から暖かく、ぬくもりがずっと続きます。
アイスブレーカー「オアシス ロングスリーブ クルー」

「(アイスブレーカー)icebreaker オアシス ロングスリーブ クルー」
出典:amazon
ニュージーランド生まれのスポーツウェアブランド「アイスブレーカー」。同じくニュージランドの契約牧羊家たちが生産する、メリノウール100%の商品です。
“ウール”というと厚さや重みがあるイメージですが、とても軽く、スポーツをして汗をかいても、肌にベタつかず、カラダが冷えることもない、と絶賛しています。ウールが持つ調温調湿効果は、運動時と休憩時の温度差をコントロールし、常に快適な状態に保ってくれます。
モンベル「スーパーメリノウール ラウンドネックシャツ」

「(モンベル)mont-bell スーパーメリノウール M.W.ラウンドネックシャツ Women’s 1107574」
出典:amazon
登山用品、アウトドア用品(アウトドアウェア、アウトドアギア)の製造、販売を行っている「モンベル」が発売しているのは、スーパーメリノウール100%のラウンドネックのインナー。
その他のメリノウール素材のインナーに比べて、薄くて軽い、なによりもコスパがいい、と人気の商品です。登山やアウトドア用品を取り扱っているメーカーだからか、ストレッチ性に優れ、キツすぎず緩すぎない、非常に動きやすい腕周りのフィット感を感じることができます。
◆綿(コットン)
現在日本における衣料用繊維の約4割を占めているという綿は、ファッションから下着まで使用されていることも多く、タオルやTシャツなど水分を吸収させるための素材としても多く使われていて、吸収性が高いことでも有名です。綿は繊維の中心部が空洞になっているので、熱が伝わりにくく放出されにくいという特徴を持っているため、実は保湿性に優れている素材でもあります。
GUNZE(グンゼ)「Tuche(トゥシェ)INTIMATE 着るコスメ 綿100% (8分袖)」

「(グンゼ)GUNZE インナー Tuche トゥシェ INTIMATE 着るコスメ 綿100% 8分袖」
出典:amazon
「肌にやさしいコットン100%の商品を」とグンゼに寄せられた多数のユーザーの声にこたえて誕生した「着るコスメ」。天然繊維の綿100%のやさしい肌触りと吸湿性、吸汗性や静電気が起こりにくいなどの機能的には文句なしのインナーです。
さらに! 素肌をうるおいのベールで包む天然保湿成分スクワラン、お肌を整えるマリンコラーゲン、肌を清潔に保ち汗のニオイも抑える抗菌・防臭の3つの成分を配合! どんなファッションにも合わせやすい8分丈は活躍しそうです。
Wing/Wacoal(ウイング/ワコール) 「綿の贅沢(ここちフラット)」 Uネック・8分袖

「(ウイング/ワコール)Wing/Wacoal インナーシャツ 【綿の贅沢 ここちフラット】 Uネック・8分袖」
出典:amazon
幅広い女性に向けて、高品質でファッション性の高い洗練されたインナー・下着を販売するのは、ワコールの姉妹ブランド「ウィング」。
肌側(※身生地部)は、希少価値の高いインド産の高級スビン綿100%使用。極細の糸が空気をたっぷりと含んでいるため、暖かくしっとりなめらかな肌触りです。全4種類ある「綿の贅沢」シリーズですが、ご紹介する「ここちフラット」は、しっかり暖かいのに、フラットな仕上げで洋服にひびきにくく、動きやすいフィット感が特徴です。
◆シルク(シルク)
ご存知の通り、カイコが吐き出した繊維で出来ている「絹(シルク)」。絹の重なり合った繊維の隙間が、夏は涼しく、冬は暖かくしてくれる吸放湿性のある素材です。そのため、夏は肌の表面から出された汗などを吸収して、衣類の外側に放湿することでさらっとし、冬は肌表面から逃げようとする体温を繊維の隙間に保ってくれるので暖かいという構造です。シルクのアミノ蛋白はお肌を清潔に保ち、美肌効果も期待できますよ!
Bodyhints「シルク100%長袖インナー(襟開き広め) ブラック」

「【こだわりシルク専門店】 おうちで洗える極細140双シルク100%長袖インナー(襟開き広め) S/M/L ブラックのみ」
出典:amazon
肌にやさしい下着と機能性ショーツの専門店「ボディヒンツ」でリピーターが多い、人気のシルクインナー。
オリジナルの絹糸を使用し、薄いシルクインナーとは違い、綿ニットのような安定感がある商品。さらに、ボディヒンツ独自の生地を使用しているので、摩擦に弱いシルク素材でも自宅で洗濯できます。シルクなのにカジュアルに着まわせるのは嬉しいですね。
MAYUDAMAシルク「ピュアシルクパジャマ 下着 上下セット」

「(MAYUDAMAシルク)ピュアシルク100% シルク パジャマ 下着 上下セット レディース 防寒 保温 保湿 抗菌 選べるサイズ・カラー」
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就寝時もパジャマの下にシルクを着用して暖かく肌を保湿して乾燥対策をしましょう。こだわりのシルクで下着やインナーを販売する「MAYUDAMAシルク」からは、伸縮性のあるニットシルク100%のパジャマ下着上下セット(トップスだけをインナーとしても使用できます)。
ちなみに、就寝時にパジャマではなく、スウェットや着用しなくなったパーカーなどを着用している方も多いようですが、パジャマは寝返りや腕や脚の動きなどの寝る姿勢を考慮して作られています。寒い季節、モコモコ素材で就寝してしまうと、睡眠時の動きを制限し睡眠の質を低下させてしまいます。
保湿してくれるだけではなく、シルクは人間の皮膚と同様にたんぱく質で構成されているため、就寝時もシルクのパジャマなら、敏感肌やアレルギーの方も安心安眠できそうです。
LilySilk(リリーシルク)「天然シルク100%パジャマ」

「LilySilk(リリーシルク)レディース シルクパジャマ【人気デザイン】)
出典:amazon
いくつかのインナーをご紹介してきましたが、化学繊維の暖かさを求める方、今までに購入したヒートテックがたくさんある方は、肌に触れるインナーは天然繊維のものを、その上からヒートテックなどを着用してみるようにしてください。