
そもそもセクハラはエロではありません。Photo by Pom Angers from Flickr
エロい物事が好きだと、なんでもOKな人だと思われることがしばしば。下ネタOK、セクハラOK、なんならシモの悩みも聞いてくれるし、あわよくばエロいこともしてくれちゃう!? ……そこまで図々しい人は稀ですが、性的な面をまったく出さずにいる人に対するのと、態度があからさまに違う、というシーンにはよく出くわします。
「私、エロいこととは無関係です」という顔をしているのは、普段の私でもあります。バイブコレクターというのは、あくまで秘密の活動。日頃はエロ好きな要素は極力、封印しています。仕事関係の人や、学生時代からの友達。後者については、性的なものに潔癖な子が多いので、そもそもそういう話になりません。あとは、親ですかね。両親の前ではセックスのセの字も言わない娘です。たいていの人がそうだと思いますが。
だからこそ、性的な一面を見せない女性と、オープンにしている女性とで態度を変える人が少なくないということを身にしみて知っているのです。アレ、すごく不思議です。性的なものがすべて好きな女性は、自分の性的な欲求や妄想も受け入れてくれると思っている人が、世の中には少なからずいるようなのです。
私は人と性について話すのが好きですが、のべつ幕なし下ネタをまき散らすようなことはしません。高尚でなくとも楽しいセックストークがしたいのであって、ただ下品なだけの下ネタは嫌いです。そして話す相手も選びます。当たり前ですよね。
勘違い男性はあちこちに。
バイブコレクターとして出会った人から急に不倫相手のことを相談されたこともありますが、そんなの知ったこちゃありません。不倫は特に否定しませんが、「この人は性のアレコレについて詳しい」と知っただけで、いきなりその人が聞きたいとも思っていないパーソナルな恋愛事情、性生活を聞かされるのは御免こうむりたいです。ある程度、関係性ができてから! オトナの常識です。
バイブが数百本単位で自宅にあると話すと、「今度、家にいっていい? それ見せてよ!」と言ってきた男性。飲み屋で居合わせ、20分ほどしか話していない人間を相手にそんなことを言ってしまう神経は、控えめにいってもヤバイです。
SNSのダイレクトメールやメッセンジャーで唐突に「バイブじゃなくて俺のを使ってみてよ」と言ってきたり、それどころかいきなりチンコ画像を送りつけたりするのも、この類ですね。彼らだって、身近な知り合いはもちろん、性に関して何も投稿していない人を相手にそんなことはしないはずです。
私がエロが好きなことは、あなたとは何の関係もないこと。
あなたのエロを受け入れる義理はまったくありません。
これは声を大にしていいたい!
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