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キメセクをすすめられてハーブを吸った経験 “キマらなくて”良かったと思った話

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Photo by chiarezza> from Flickr

 デリヘル嬢にクスリを強要し、その後覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕された清水良太郎容疑者(29)。このニュースで「キメセク」というワードが再びクローズアップされました。

 キメセクとは、薬物を服用しハイになった状態でセックスをする行為。一般的に「通常のセックスより快感を得やすい」と言われています。そして、その快感にハマってしまうと、なかなかキメセクから抜け出せないとも――。

 実は、私はキメセクを試そうとしたことがありました。

脱法ハーブを吸ってみたけど…

 時期は、「脱法ハーブ」が「危険ドラッグ」と改称され、取り締まりが強化される直前。規制が敷かれる前、脱法ハーブはある地域に行けば簡単に入手できるものでした。

 当時、セフレの男性から「脱法ハーブ試してみる?」という提案がありました。その男性は、興味本位で脱法ハーブを購入したことがあり、その残りを所持していると。私は「試したい!」とその提案に乗りました。

 「ハーブ持ってきたよ」と、その男性が持ってきたのは、緑茶をさらに乾燥させたような葉っぱ。タバコの葉っぱを取り出して、そのかわりにハーブを詰めて吸うようです。「現実に戻りやすくなるように、何か好きな映像を流したほうがイイよ」と言われ、好きなアニメの映像を流しながら、ハーブ入りのタバコに火を付け、吸ってみましたが――。

 なにも変化がない!

 男性は副流煙で「ちょっとクラっとする」と言っていましたが、私は至って普段通り。購入して日が経っていたので、おそらく湿気って効果が薄れてしまったのでしょう。まったくキマらず、「な~んだ」と拍子抜けした私は、それ以降、そういうハーブやドラックには手を出していません。違法になりましたしね。

クスリなしでは満足できなくなってしまう

 後に「あのときキマらなくて良かった」と実感することとなります。キメセクの快感にハマって抜け出せなくなっている人の話を聞くようになったからです。

 清水容疑者を警察に通報したデリヘル嬢は、週刊誌のインタビューに対し、清水容疑者から「クスリをキメて、セックスしよう」と提案されたこと、プレイ中に清水容疑者が薬物を吸引し始め、嬢にも無理矢理吸引させようとしたことを明かしていました。清水容疑者が電マを股間に押し付け、「あ~、超気持ちイイ!」と叫びながら絶頂したという証言もあります。キメセクを提案するということは、その快感に溺れているということです。

 また、「口移しで風俗嬢にクスリを吸引させた清水良太郎――密室で「キメセク」を強要する悪質な風俗客」の記事で、クスリをキメている客と何度も遭遇していたという売り専の男性は、「クスリをキメた客は尋常ではない。喘ぎ方もスゴいし、痛覚が鈍っているのか、強めにフィストファックしても悦んでいた」と語っています。やはり、通常のセックスでは満足できなくなってしまうのです。私自身も、「知人がキメセクにハマっていた」と語る知人から、「キメセクにハマるとその快感に病みつきになって、それなしでは満足できなくなる」と聞いたことがあります。

 あの時、もしキマってしまっていたら、私も清水容疑者のようになっていたかもしれない。興味本位だけで危険なものに手を出してしまったことに後悔したと同時に、「キマらなくてよかった」と安堵しています。

月島カゴメ

アニメもゲームもBLも嗜む雑食系オタク。最近はキッズアニメ(プリパラ)を見ている時が一番楽しい。オタクのくせに変な行動力がある。なお、貞操観念はほぼない。元風俗雑誌編集で元ホス狂い。

twitter:@kaaagome_