
Photo by Marina Spektr from Flickr
無性に乳首がかゆくなることってありませんか? 寒い季節は単純に「皮膚が薄いところだし、乾燥してるんだろうなぁ~」と思うのですが、私の場合、気付けば洋服の上からガリガリ掻いてしまっているのは……セックスのあと(直後から翌日は特に)。
セックスで乳首を愛撫されたあと…かゆい!
激しく吸ったり噛んだり、舌先で動かしすぎると、乳首や乳輪の皮膚が傷つき、肌荒れが起こってしまってしまいそうだなあと、な~んとなく想像は出来ます。ただ、ちゃんとたっぷり唾液をつけて摩擦を少なくして痛みを感じない愛撫をしてくれているのにナゼ? と不思議だったのですが……ズバリ! 唾液こそが原因……かもしれないと思い至りました。
唾液の相性、とでも言いましょうか。特定の相手に舐められた場所が全てかゆくなる、キスすると唇がかゆくなるなどのお悩みをネット上にUPしている女性、結構いらっしゃいました。唾液は99%以上が水分ですが、人によっては酸性が強めの方もいます。カラダの相性があるように、敏感な肌に、酸性強めの唾液愛撫をすると反応が出てしまうこともあるようです(性別は関係なさそう)。
人によって反応は違うと思いますが、乳首や乳輪は、カラダの他の部分と比べて皮膚が繊細で傷つきやすいので、乾燥することでさらに影響が出やすい(かゆみが増す)わけで。
数日のかゆみを我慢すればOKなのね! と思いきや、どうやらそうでもないらしいです。漠然と「唾液にはたくさんの菌がいる」との認識をみなさんお持ちだと思いますが(誰の唾液だって臭いですしね)、確かに口腔内には細菌がいます。激しい愛撫でデリケートな乳首に小さくとも傷がついた状態ですと、ばい菌が侵入してきてくることもあり、感染症や炎症などを引き起こしてしまうおそれもあるようです。かゆいだけじゃないなんて~!
でも、ちゃんと洗浄すれば大丈夫! つまりセックス後に寝落ちせず、お風呂で乳首周りも洗うことですね。もちろん膣周辺も含め。セックス後に相手と一緒にお風呂に入るのもいいですね。恐怖心を煽ってしまいましたが、唾液のついた部分がかゆくなるとしても、そこまで神経質にならなくていいと思います。口腔内に生息する常在菌は、健康の維持に重要な役割もしているので「唾液=汚い」というわけでもありません。
ゴシゴシ洗いすぎるのも乾燥の原因になってしまうので、シャワーでササっと洗い流したら、デリケートゾーン専用クリームで保湿をするようにするくらいがベストだと思います。
ホルモンバランスの乱れとブラジャー
セックスの後だけじゃなく、常にかゆみを感じる場合は、どんな原因が考えられるでしょうか。たとえば妊娠中の変化によって乳首にかゆみや湿疹が発生するケースは多いようです。もうひとつ、生理前もひとつのかゆみ発生期。エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンの分泌量が変化し、バランスが乱れてしまうようことが原因です。
セックスも生理も妊娠も関係なく常にかゆみを感じている方は、非常~~~に単純なことですが、普段から身につけているブラジャーの素材やサイズを見直してみてください。通気性が悪く、素材が合っていない(化学繊維に反応)ほかにも、多くの汗腺のある乳首周りは、汗をかく場所でもあります。汗をかいた状態でサイズが合わない(フィットしていない)ブラを着用していると、摩擦の影響で乳首周辺だけでなく乳房やその他にも皮膚炎を引き起こしてしまうおそれがあります。下着のサイズはジャストフィットが基本中の基本、ですね。
保湿クリームは“デリケートゾーン”専用
私の周りにも「お風呂上りに乾燥しないように」と、乳首も含めた全身に保湿クリームを塗っているという女性が多いです。これからの季節、特に乾燥しやすいですよね。しかーし! 顔やボディ用の保湿クリームは、非常にデリケートな乳首には刺激が強すぎて、かぶれてしまったりかゆみが強くなってしまうこともあるので、特に敏感肌を自覚する人は使用を控えるのが賢明です。
また、肌トラブルだけではなく、刺激に耐えるために乳首・乳輪の皮膚を分厚くしてしまうおそれがあり、それが“乳首”の黒ずみの原因にもなってしまうのです。“デリケートゾーン”専用のものを使用するようにしましょう。

これ、いいですよ!「アンティーム ホワイトクリーム」
出典:amazon