痩せに対する信仰が日本よりも深刻化しているように見える韓国。実際、2016年には「OH MY GIRL」のメンバー・ジニが拒食症を患い、活動休止に追い込まれるという騒動が起きています。「Ladies’ Code」のメンバー・ソジョンもデビュー前に拒食症となり、アイドルになった後もテレビに映る自分の姿を見てダイエットを始め、「体重を49kg から38kg に落とした。でも1年近く生理が来なくなり、ホルモン数値も更年期の女性レベルになった」と暴露しています。
そんな現状がありながら、日本の女性は韓国の女性アイドルのように痩せようとしたり、ダイエットを真似たりしています。少女時代のメンバーたちは、韓国のテレビ番組で1日の食事を公開した際、その総カロリーがたったの1200kcalだと判明し、日本でも話題になりました。身長が168cmと仮定すると、本来ならば1日に2000~2500 kcalは摂取したいところです。
また、「Nine Muses」などの韓国アイドルが、紙コップ3つにご飯やおかず、野菜、果物を入れて食べるという、「紙コップダイエット」を実践し、日本でもブームになりました。無理なカロリー制限はジニのように、拒食症を患う可能性があるにもかかわらずに。
オルチャン系を目指す日本のダイエット垢を見ると、目標体重を40kg台に設定している女性が多いです。中にはティーン世代の女性もいますが、成長期の無理なダイエットは拒食症を引き起こす可能性もあり、かなり危険。極端な痩せ信仰を食い止めるには、新聞やニュース番組だけでなく、女性向けの雑誌やWebサイト、テレビバラエティなどがその「常識」を取っ払うことが必要なのではないでしょうか。
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