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お金がないから風俗面接を受けたら9歳サバを読むことになったよ ~はじめてのデリヘル~

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はじめてのデリヘル

期間限定:はじめてのデリヘル

いろいろあって仕事を辞め、貯金も10万円しかない状況で、家賃78000円(管理費込み)の部屋に一人で住んでいて、月末にはクレカの請求が12万円。実家には頼りたくない。

こんな状況で今月から、一時的に風俗のバイトをはじめることにした女です。

ちなみに今は夏(7月)です。

 

風俗といってもいろいろ種類があることを、ナイトワークの求人ポータルサイトで知りました。一番やりやすそうなのは、オナクラ。レンタルルームで男性客のオナニーを鑑賞したり、おっぱいを見せてあげたりする。手コキしてあげたりもするらしい。
しかし。私、27歳です。オナクラは若ければ若いほうがいい……と書いてある。

いきなりソープはハードルが高いし、マットプレイが特に難しそう。挿入ありなのも多分、体がキツい。
バストサイズはメジャーで測ったところ79cmだったので……おっパブは最初に却下で。
ピンサロは安い。フェラって重労働なのに客が払う金額も安いし給料も安い。却下。

そうして見ていった結果、私がたどり着いたのは、デリヘルでした。

27歳だけど18歳になれる

都内に30店舗以上を営業しているグループの求人代表番号に電話をかけたら、どの地域で働きたいかを聞かれました。渋谷新宿池袋上野品川六本木……家が私鉄沿線の神奈川民なので、新宿エリアを希望。

 

「じゃあ明日、面接で」

 

電話を切ったらすごい虚脱感に襲われました……。

あ~実際行ったらめちゃくちゃ怖い人いたらどうしよう~というかブスだし年いってるしって面接落とされたら?

そのときは別の店にアプローチすればいいけど、次のお家賃&クレカ支払日までになんとかまとまったお金を用立てなければ、最終手段・「消費者金融のお世話になる」の手札を切らなければならなくなります。それだけは絶対にいや! 今から風俗堕ちしようというのに何言ってんだって感じですが、いやなものはいやなんです。何がア●ムだア●●ルだ、明るいCM流しやがって。どうせ返さなきゃいけないお金なら、借りたくないんですよね。

 

そして面接。待ち合わせは新宿駅東口の交差点を歌舞伎町方向にひとつ渡ったところでした。
時刻は13時。
服装は白ワンピとミュール。
LINEで着いた連絡をすると服装確認をされ、返信したらすぐさま黒いスーツを着た人が近寄ってきました。

に………西島秀俊に似ている……!!!!!!!!!

あとでわかったことですが、このひと(西島さん:仮名)が、私が勤めることになるデリヘルの店長でした。

 

面接場所は、住宅用のつくりのワンルームマンションの一室でした。

名前、住所、年齢、身長体重スリーサイズ(自己申告)を紙に書いて、免許証を提示。普通のバイトと同じですね。気になっていたマイナンバー提出は「必要ないですよ~」とあっさり言われて拍子抜け。税金……いいのか……?

まだ会って10分も経っていないわけですが、西島氏が「今日から働ける?」と聞くので「働けます!」と元気よく回答したところ、「じゃあ体験入店やりましょう~」と交渉成立。か、軽い~。こんなに軽くていいんですかね。

二枚目の紙を渡されて、そこにプレイ内容についてのOKNGチェックをし、「書き終わったらHP用の写真撮るから脱いで~」とのお達しがありました。

どうも真っ白な部屋だと思ったら、そこで女の子の簡易的な写真も撮るそうです。

「顔出ししたくないんですが……」と告げると、「モザイク強めにしとくね~」と西島氏はにっこり。信用して……いいんだな……?

 

ワンピースを着たままの写真と、下着姿の写真2種類、すぐさま撮り終えて、名前と年齢を決めることになりました。

西島「つけたい名前ある? 髪型が広瀬すずっぽいよね。すずどう?」

すずは…………いやです………。

私「ありすがいいんですけど」

西島「いいよいいよ、ありすにしよう」

というわけで、私の源氏名は「ありす」に決定しました。
なんでかって?
広瀬すずじゃなくて、吉岡里帆を意識した髪型だったからです………。
ドラマ『カルテット』のありす、だ、よ……。

 

さらに年齢を決めるわけですが、実年齢は27歳。なんなら秋には28歳。1989年生まれの私ですが、西島氏は無茶苦茶な提案をしてきました。

西島「ありすちゃん、18歳でいこう。大学進学で上京したばっかりの設定、いける?」

 

ウソだろ……………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

私「え、絶対バレると思うんですけど」

西島「バレないバレない、本当に。女の子の年齢が18でも30でも、お客さん見分けつかないから。シワシワとかシミだらけとかじゃないし、全然大丈夫だよ」

私「客層ってどんな感じなんですか」

西島「3040代メインかな~」

私(それじゃ絶対バレるじゃん……)

西島「あ、1人目のお客さんついたって。16時に来るよ。じゃあ先に講習しとこうか。ヘルス初めてだよね?」

 

というわけで、もう後には引けません。
すぐそこはホテル街。
西島店長に連れられて“講習”のため、近隣のホテルに入ることになりました。
すなわち、これから西島店長と一発いたすわけですね(ヘルスなのでチンチンのマンコへの挿入はないはずですけど)。
……正直に言って、全然イヤじゃない……むしろ最近してなかったので、ありがたい……。

ただ、この段階で、webサイトに堂々記載されていた「入店祝金10万円」「日給38000円保証」という超魅力的な文字について言及はなく、こちらもビビッてしまって聞くことができず。

講習を終えたら、話してくれるのでしょうか? っていうか私がそれを質問することは出来るのか? 勇気出せ私、がんばれ私、I say……。

 

つづく。

吉岡ありす

7月から都内某デリヘル勤務の27歳(18歳☆)。長く働くつもりはありません