
Photo by Sabine from Flickr
俳優の菅田将暉さん(24)が、10月30日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)にゲスト出演した際、有田哲平さん(46)と「ブラホック外し対決」リベンジを行ないました。1分間でマネキンに着用されたブラジャーのホックを片手だけでどれだけ外せるか競うもので、菅田さんが23着、有田さんが28着という結果でした。
“男性芸能人が片手だけでブラジャーをいかに早く外せるか競う対決”はバラエティ番組では鉄板ネタです。菅田さんと有田さんは昨年12月にも同様の対決をしているし、ほか『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)や『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)といった番組でも同様の企画が放送されました。また、「1分間に56人のブラジャーのホックを外した」というギネス記録が存在しており、この企画は日本だけでなくフランスなどの番組でも行われています。
ギネス記録までとなると、もはや競技のようですが、“片手でスムーズにブラジャーを外す”ことにこだわりを持っている男性は少なくないようです。『DTテレビ』(AbemaTV)で「極力ブラジャー外すときにモタつきたくない。ムード、ムード、ムード優先にしたいから」と語った徳井義実さん(42)もそのひとり。徳井さんは片手で瞬時にブラジャーを外すことができ、バラエティ番組などで何度も披露しています。
セックス時、女性をリードするための手段として、「男性がブラジャーをスムーズに外す」ことがマストだという考え方があります。男性ファッション誌「Samurai ELO」(三栄書房)のセックス特集でも、片手ではないものの、キスをしながらブラジャーを外す方法をレクチャーしています。そこには、「ブラ外しは男としての腕の見せ所だ」「所要時間10秒以内に彼女のブラジャーを外せたらカッコイイぞ!」という文言があり、それが出来ないと「ダサい」という風に扱われていました。
男性したら腕の見せ所なのかもしれませんが、「ブラジャーをスムーズに外して欲しい」「片手で外されたらキュンとする」と思う女性は、男性が思っている以上に少数派です。「男性に外して欲しい」女性もいるにはいますが、徳井さんが『DTテレビ』語っていたように、ブラ外しが上手すぎることで「チャラい男」判定する女性もいるし、実は「下手でも上手でもどっちでもいい」女性が多いのでは。私も「わりとどうでもいい」派です。
また、「無理に外そうとしてブラジャーを壊されるのが嫌だから、自分で外したい」という女性の声もあります。ブラジャーは1000円単位でも購入できますが、だいたいの相場は2000~3000円台。中には1万円を超える代物もあります。男性が想像しているより高価なものなのです。ブラ外しが上手だったら良いのですが、無理矢理片手で外されてホック部分が壊れたら……最悪ですね。
「ブラジャーのホックが片手で外せたらカッコイイ」というのは、男性側の勝手な理想であり、いわゆる「AVのエッチ」を真似する行為と近いものを感じます。バラエティ番組で見る「ブラホック外し対決」はネタとしては面白いですが、それが本番での正解ではないことは肝に銘じておく必要があります。男性側はセックスにはブラ外しよりずっと大切なものがあることを知っておいたほうがいいし、女性側もパートナーに「無理に外さなくてもいいよ」「自分で外すよ」と言ってあげましょう。