真っ暗な闇の中で…
こう見えてシャイで奥手な白雪。「ホテルのほうがいいよ~、ホテルに行こうよ~」と遠慮がちにごねましたが、一向に車が進路を変える様子はありませんでした。そのうち、景色は真っ暗な住宅街へ。M氏、本当に私を実家に連れてきやがったのです。
「こっち」と小声で言われ、そろそろと離れへと歩いていく私たち。M氏が家族にバレないよう、まるで泥棒みたいに忍び足で歩いているし、仕方なく白雪もそ~っと廊下を歩き、奥へと向かいました。
M氏、お金がないと言うわりには、実家はとても広く、工事で付け足したと思われる離れの部屋も8畳くらいある広めの部屋でした。しかし、M氏が電気をつけようとしないからマジ暗い!!
M氏「足元、気を付けてね。もうすぐベッドだから」
白雪「え、待って。シャワーとかは?」
M氏「風呂はちょっと……難しいな。親が起きてきたらほんとまずいから」
そんな場所に初対面の女を呼ぶんじゃねーよ! しかし、ここは見知らぬ地。自力で家に帰ることもできないので、M氏に車で送ってもらうしかありません。私も騒ぎ立てて警察沙汰になりたくはないし……仕方ない、さっさと合体しちゃおう……と白雪は観念しました。
暗闇の中でストッキングとパンツだけ脱ぎ、スカートをたくし上げ、でんと横になると、M氏は枕元になぜか置いてあったローションを私のあそこにちゃちゃっと塗り、挿れてきます。あッ……。ぬるぬるがちょっと……気持ちいい……。真っ暗な闇の中。そして、見知らぬ人の家というシチュエーションが妙に興奮を呼び起こし、白雪は不覚にも感じてしまいました。
M氏のちんこは、多分小さくて細いのですが、ぬるぬるしたローションが気持ちよくていい感じ……。でもM氏、じらしてばかりで奥まで入れてくれない……。んもう……ちゃんと入れてよ……。
白雪「もっと……奥までちゃんと挿れて……」
M氏「えッ?」(飛び起きるM氏)
え……? 中に入っていたものがその瞬間、しゅるっと抜け、白雪もちょっとびっくりして体を起こしました。い、今の感覚……。ま、まさか……M氏のチンチン、全部入っていたの……?
その後、M氏はぼそぼそと「親が来るかもしれないからもうやめよう」と繰り返し、チンチンをパンツにしまいました。最後までM氏のチンチンを見ることができませんでしたが、どうやら私は彼に禁断のフレーズを言ってしまったようです……。
今回の教訓『お金ないアピールがすぎる男は実家に連れ込まれるかもしれない』
M氏からは、お通夜みたいな静けさの車で送ってもらったあの日から一度も連絡がありませんが、白雪は思うのです。「実家に連れていくのが悪いんだよ」と。もし実家でなければ、ホテルでイチャイチャしている時にM氏のサイズが確認できたはず。いくら正直者の私でも、「奥までちゃんと挿れて」なんて絶対に言いません。今回のM氏の件は、身から出た錆なのではないかと思う白雪でした。これに懲りたら、ちゃんと女の子をホテルに連れて行きなさいよねッ!!
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