カラダ・美容

女性同士でもすれ違う、訴えても理解されない生理の本当の話

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月経はコントロールできない

 このように生理がなかなか理解されない現状がありますが、それと同時に間違った知識を信じてしまっているパターンも存在しています。こちらもまた厄介なのです。

 実は「生理は甘え」論者は男女の別を問いません。今、Twitterを中心に「月経血コントロール」という言葉が話題です。ナプキンが存在していなかった時代の女性たちは生理時、月経血を膣に溜めておき、トイレでまとめて出していたという説です。迷信レベルの話であるにもかかわらず、それを推奨する女性が講演したり書籍を出版しており、真に受けている男性もいるようです。月経をコントロールできれば生理用品は不要である唱える人まで出ている始末です。

 女性における「生理」は男性における「射精」といった大きな誤解をしている人も、少なからずいます。そういう人は生理用品をコンドームと勘違いしていたりもします。経血はどうやってもコントロールできませんし、生理は性的興奮で始まるものではありません。生理が快感を伴うこともあり得ません。意思や根性でどうこう出来る現象ではないのです。人間の基本的な体の仕組みですから、知らずに妄言を垂れ流すのは、恥ずかしいことです。

 同じ人間であっても、女性だけに起こる生理現象と男性だけに起こる生理現象が存在します。男性で言えば「朝立ち」や「夢精」などは、自力でコントロールすることが難しいのではないでしょうか。お互い経験がないために、つらさが共有しにくかったり、知識が乏しかったりしますが、お互いに「理解しよう」という思いやりがあれば、このようなすれ違いが少しでも緩和されるでしょう。男女共に家族や将来のパートナーのために正しい情報を知っておく必要があることは言うまでもありません。

 女性同士でも、生理痛の軽い女性は、重い女性のつらさはわかりませんし、しんどそうにしている他人を見て「あいつサボッてる」と誤解してしまうことはあるでしょう。同じ女だからといって、何でもわかりあえるというものではありません。個人差が大きいということ、自分が唯一の正解ではないということを意識しておきたいものです。

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