きっと何かにつけて立ち回りもうまくて、弁が立ちすぎるんだと思うんだけど、あるラジオ番組のディレクターさんが前に「村上くんや横山くんは機を見るに敏というか。空気も読めるし、とにかくめちゃくちゃ器用。ラジオのリスナーからのハガキやメールを読んで適切な返事をするんだけど、フリートーク中や質問に答える時の視線がいつもハガキにはなくて。どこを見てるんだろうと思って、彼らの視線の先を追ったら、スタジオ内に置いてあるテレビ画面に向けられていた。リスナーにきちんと答えながらも目線はずっとテレビって。ある意味、天才だなって驚いた」って言ってたの。
タレントさんたちのラジオ番組の収録にたまにお邪魔するけど、さすがにそんな芸当は見たことがないから、ヨコヒナのスゴ技には脱帽よ。テキトーに話してるわけじゃなくて、内容はしっかり把握しつつの進行。一度にいろんなことが出来ちゃうんだもの。これもまさに一種の才能よね!
それぞれがキャラ立ちしていて個性的だけど、7人揃うと一致団結して統一感があって。と言っても、最初は内博貴くんもいて8人グループだったのよね。でも若気の至りか、内くんが未成年飲酒事件にて2006年に脱退。eighterの皆さんは「いつか内くんが帰って来るんじゃ?」と夢見て応援していたんだけど、結果、残念ながら脱退という形に。
その前後で∞のメンバーも何回か話し合ったそうなんだけど、決定的になったのは亮ちゃんの「内が帰ってくる場所なんかないやろ。どこにあるんや?」の言葉だったそうなの。グループ内には「亮ちゃんの発言は絶対!」という暗黙のルールがあるらしく、すばるくんは苦渋の顔をして、ヨコヒナは腕を組み沈黙を守り、丸ちゃん、ヤスくん&たっちょんはうつむいたまま。後で聞いたら「反論できるわけない。亮ちゃんが言ったんやから」と、みんなただただ下を向いてじっと耐えていたんだそう。その場は何とも言えない空気が流れて、固まったままで、いたたまれなかったって言ってたわ。
でもね、亮ちゃんのこの言葉、一見クールに聞こえるけれど、もしかしたら「∞というグループ、内博貴くんの将来」を一番に考えての決断だったのかもしれないわよね。だって∞だってもっともっと売れなくちゃいけない時で、ガムシャラに突き進んでいかなくちゃならない時期だったしね。内くんだって俳優として芽を出し始めた時だったし。聞いた時はちょっとア然としちゃったけれど、今思うと、亮ちゃんなりの苦肉の策、大英断だったのかもしれないわ。
今では∞がこんなにも大活躍しているし、あの時は寂しかったかもしれないけど、eighterのみんなも健在、正しい選択だったと言わざるを得ないかもね。ジャニーズの中では本当に異色中の異色のグループだから、とてもじゃないけど今後が予想できないんだけど、「新しい何か」を生み出してくれるのは∞だと思うの。ジャニーズイチのチャレンジャー集団だもの。
ま、上げたり下げたりして申し訳ないけど、願わくば取材の際、あんまりイジメないでいただけると助かるんだけどな。どこの編集部も取材前に眠れなくなっちゃう人がいっぱいで、当日見ると青白い顔をしている人が多いから。あの冷凍庫のようなひんやりした空気、私たちも何とかあっためるよう努力するので、∞の皆さん、今後はもう少しだけどうぞ手加減のほど、宜しくお願い申し上げます! これ以上“∞あるある”を更新しないで~! 取材陣からの心からのお願いです。