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出会い系で「獣になりたい!」と送ってきた20代青年の信じられない要求

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初めての失神寸前体験

 ホテルに着くと、クリ坊は備え付けのコーヒーポットでコーヒーを沸かし、ジャージのポケットから「はい、魔夢子ちゃんの。これ、マジうまいから」となぜか饅頭を取り出しました。

 それは地元では有名な薄皮饅頭。たしかにうまいのは知ってるけど、なぜ饅頭がキミのポケットに……。おおかた、実家暮らしで居間のお菓子入れの中からパクってきたんだろうな、と思いましたが、ありがとうと言って一緒に食べました。

クリ坊「これから頭も体力も使うじゃん? 糖分補給しとかないと」

 なんか、頭のよさそうな人の意見のように聞こえるけど、私たちが今からしようとしているのはセックスだよね? 脳が糖分を欲するほど動くのかしら……?

 その後は別々にシャワーを浴びてからベッドイン。互いの舌を出し入れする濃厚なディープキスの後、彼は私のおっぱいを舐めながら挿入してきました。あ、あれ?『クリちゃん大好き』っていうのは何だったの? 手マンもクンニもしないの? と思っていたところ、正常位をしつつ右手でクリをくりくりっと刺激しはじめました。

 な、なるほど……。挿入しつつクリをいじってくる派なのね。それも指先の力加減は絶妙でピストンの仕方もイイ感じ。白雪は思わず目をつぶり、快感に身をゆだねました。ああ……徐々に気持ちよさの波が近づいてくる……。もう少し……もう少しでイケそう……久しぶりにイケそう!! あ、あああ………

クリ坊「次、バックね!」

 え!?!?!? そう言うが早いかクリ坊はスッとチンチンを抜き、私の体をうつぶせにさせようとします。ちょ、もう少しでイケそうだったのに! と微妙に腹が立ちつつ、これは焦らしプレイで、クリ坊の計らいなのかしら? と思い直す白雪。体位を変えて、気持ちよさを長続きさせようとしているのかも……。そして、その後のクリ坊の指示がこちらです。

クリ坊「次、座位でいこう!」
クリ坊「背面騎乗位いってみよう!」
クリ坊「ちょっとそこに寝転んで!」

 待て待て待て!! 体位がころころ変わって落ち着かん!!!! 次第に白雪は体力を奪われ、「もうさっさとイってくれ!」と願うようになりました。しかし、クリ坊は薄皮饅頭で栄養補給をしたせいか(?)次々と新体位を要求してきます。

クリ坊「ブリッジの態勢になってくれる?」

 おのれ、私の年齢をいくつだと思ってるんだよ! 30過ぎの女にアクロバティックな体位を求めんじゃねえ!

今回の教訓『体位の変え過ぎはとても疲れる!』

 この世にはさまざま体位が存在しますが、1回のセックスで一度も絶頂を迎えることなく、全力で4回以上の体位変えはつらいよ……。しかも、いろいろな体位をクリ坊と試した結果、白雪は最初の正常位が一番良かったな……。ていうか、野獣のように突きまくるって言ったのはなんだったのか。野獣ってブリッジしながら突きまくるのでしょうか。

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白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。