熟女の不倫といえば、やはりこの人を思い出す。女優の斉藤由貴(51)だ。3カ月前、50代開業医とのW不倫を報じられ、斉藤は結果的にそれを認めることとなった。この報道で斉藤は決定していた来年1月スタートの大河ドラマ『西郷どん』(NHK)の出演を辞退、出演コマーシャルも降板、ラジオ番組も無期限出演休止に。これらにより生じた損害額は約4億円と言われているようだ。12月19日発売の「女性自身」(主婦と生活社)がそんな斉藤の現在の様子を報じている。
12月中旬に横浜で目撃された斉藤はカーキ色のモッズコート姿で帽子を目深にかぶっている。総菜を買い、17歳になる娘の送り迎えをする斉藤の姿は華やかな恋愛遍歴を持つ魔性の女とは程遠いものであったようだ。同誌によれば不倫報道後も斉藤と夫は別居や離婚などに至らず、以前と変わらない生活を続けているのだという。斉藤の所属事務所も一時報道された<芸能活動休止>を否定、斉藤の来年からのスケジュールについても明らかにしている。どうやら来年からはまたあの独特の不思議な間合いを持つ斉藤の演技を見ることができそうだ。
斉藤と藤吉。50代ながら、近づいたら吸い込まれてしまうような色気を持っているふたりの女優。ふたりともここ数年で体型の変化があり、ぐんと痩せて美しくなっている。斉藤は件の医師からダイエット指導を受け、藤吉は独自のやり方で断食をしたという(妻のダイエット期間は手料理がまったく美味しくなかったと太川は振り返っていた)。だが痩せすぎ、とまではいかずに程よい<肉感>をキープしているところも共通。そしてもうひとつ共通するのが、妻が不倫をしても(藤吉は否定しているが)夫は彼女たちを手放さなかったということだ。世間のバッシングを恐れずに言わせてもらうと、「さぞかし魅力的なんだろうな」と同じ女として憧れる限りである。おふたりには、今回の騒動で身につけた憂いと、隠しても隠し切れないほとばしる色気を武器に、今後もテレビやスクリーン、舞台で活躍してほしいものである。
(エリザベス松本)
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