恋愛・セックス

クンニは女子の緊張をほぐす、は勘違い!! 男性に知ってほしい、クンニの心得

【この記事のキーワード】
Photo by Jenavieve from Flickr

Photo by Jenavieve from Flickr

 男性が女性に行う前戯といえば、クリや膣口を愛撫する(舐める)「クンニ」こと、クンニリングス。クンニは舌の柔らかさや刺激、息遣いを感じることができる愛撫です。はじめての方や、まんこを見られることに抵抗のある方、汚い場所だと思っている方、ニオイが気になる方……様々な理由で「恥ずかしい」と感じる方も多いと思います。恥ずかしさから手マンもクンニも苦手という女性もいますので、男性は無理強いすることではなく、女性も無理に受け入れるべきものではありません。

女性にとっては「恥ずかしい」行為

 彼のクンニを受けた結果「クンニは気持ちよくない」「クンニされるのは苦手」とクンニ嫌いになっている女性もいるんです。「テクニックの問題!? じゃあ、どんなクンニが正しいの?」と思いますよね。

 正直、“正しいやり方”なんてありません。

 ただ、女性が徐々に精神的にもカラダも開放的になるための大事な前戯。「丁寧に優しく」! これが正しいクンニです。「そんなこと~?」といぶかしむ男性もいるでしょう。いやいや~、丁寧に優しいクンニで気持ちよくなれることって実際なかなか少ないものです。

 冒頭にも書いたように、少なくない数の女性にとって両脚を広げてまんこを見せる行為は、非常に恥ずかしいものだということを男性には忘れないでいただきたい! 「顔が下半身に向かってきたな」と察して自ら両脚を広げるまでには慣れが必要ですし、はじめてセックスをする相手には、いつだって恥ずかしい行為。「セックスは恥じらいが大事」とインプットされてるから恥ずかしいフリをしてるだけの女性もいなくもないですけどね。

 それにしたって、セックスが始まってベッドに横になったばかりなのに、いきなり足を開かせようとする男性、または乳首などの刺激をチョチョッとやってすぐさま両脚を力強くガッと広げ、いきなり舐めはじめようとする男性、多いんです。セフレだとしてもそれじゃ気持ちよくなれなくないですかッ!? そんなガツガツされたら恋人ごっこにならないじゃないですか~~~。

何度でもキスすればいい

 キスなどで少しリラックスしたなぁ~と感じても、恥ずかしい場所に到達する際は再度、緊張感が舞い戻ってくるものです。

 キスから始めて首筋、乳首など上半身を愛撫しながら、徐々に下半身へと移行して、「次ここに行きますよ~」の合図として指でクリにそっと触ってみます。ここで女性の太ももにキュッと力が入るようなら、まだ緊張が解けていないのかもしれません。焦らず、一旦クリから手を離し、太ももあたりを撫でながらキスや乳首愛撫に戻る。このリピート、結構大事です。テストに出ますからね。

 「クンニで気持ちよくしたる!」ではなく、すでにリラックスしてそこそこ気持ちよくなっている状態でないと、クンニが気持ちいいと感じることは難しいんです。

 力の入り方や吐息、表情を見ながら「大丈夫そうだな」と思ったら、お腹へ舌を這わせて、その次は太ももにキスしながら両脚をゆっくりと広げてみても大丈夫。その後もすぐまんこー! ではなく、そけい部(太ももの付け根)を優しくキスしたり舐めたりを繰り返して、安心感を与えることを忘れずに!

クリの皮、剥かないで!

 まんこへ到達したらレロレロ~! と舐め回す男性も多いんですが……やめてー! クリにチュッとキスすることからはじめるようにしてください。クリや膣口は敏感な部分なのでここでビクンッ! と反応があると思いますが、これに気を良くして激しい「レロレロ~!」にならないように。あくまでもゆっくり丁寧に舌全体で膣口を唾液たっぷりで舐め上げたり、舌先でクリを刺激し続けるなど、地道に頼みます。

 ここで注意していただきたいのは、クリを愛撫する際に包皮(クリを覆っている皮)をクイッと持ち上げないこと。この行為は男性のセックスハウツーなどで「皮を持ち上げるべし!」と書かれていることもありますが、“クリ刺激は皮の上から”で行うようにしてください。クリを直接舐められると痛みを感じる女性も少なくないので、ここはきちんと相手に聞いたほうがいいポイントです。このあとは、女性の吐息が激しくなってきたら、愛撫も少しずつ強めにしていく……など、相手の反応に合わせてゆっくりの愛撫をしていただければと思います。

 でも吐息や喘ぎ声って演技の場合も多いですし、ぶっちゃけそういうムードで「察して」って難しいですよねえ。愛撫しながら・されながら「そこそこ」「ちょっと違う」「痛いかも」「気持ちい~」等と本音を言えれば一番いいと思うんですが。

 それと、「舐められるの、好きじゃない」というクンニNGの女性もいます。理由はいろいろ。まんこを凝視されたくないという理由なら部屋の灯りを暗くしたり、ニオイが気になるからなら一緒にお風呂に入って洗い合ってみたり……コミュニケーションによって、解決策を見つけられることもあります。無理強いはダメですけどね。

はじめてのセックス、「不安と緊張でガチガチ」をほぐすコミュニケーション

大根 蘭

365日中365日、24時間中およそ8時間ほどエロいことを考えて生きている女でございます。