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救急搬送のyui、パニック障害であることが判明 いまだ越えられない“YUI”のイメージ

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『GIFT / YUI』エムオン・エンタテインメント

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 “YUI”名義で「CHE.R.RY」や「Good-bye days」などのヒット曲を持ちながらも2012年に活動停止を発表し、昨年からはロックバンド・FLOWER FLOWERのボーカリスト兼ギタリストとして活動しているyui(26)。そんな彼女が、今月中旬に都内の病院に極秘入院していたことを女性自身(光文社)が報じた。

 記事には、彼女が医師にパニック障害の疑いがあるという診断をされており、精神安定剤を服用していたこと、そしてその薬と酒を一緒に飲んだために意識が混濁し、救急車で搬送され入院していたという音楽関係者の話が掲載されている。現在、yuiは自宅で療養し、救急搬送された時にも付き添った母や恋人に支えられながら落ち着きを取り戻しているという。

 この報道に関してネット上では「焦らずに治療に専念してほしい」「人前に出る立場でパニック障害はツライね」と、yuiの身が案じられている。

 2005年にメジャーデビューし、透明感溢れるルックスと伸びやかな歌声で人気を博していた彼女だが、昨年の活動復帰時にはトレードマークだった黒髪のロングヘアをバッサリと切り、金髪のショートヘアになってファンに衝撃を与えたことも記憶に新しい。また、同時期に3人組バンド・People In The Boxの波多野裕文(年齢非公開)との熱愛・同棲が報じられ、世間からは「金髪は彼の影響だったのか?」「なんか痛々しいカップル……」「昔のYUIに戻って欲しい」という拒否反応が目立った。なお、波多野とyuiは交際発覚から4カ月でスピード破局したと言われている。

 yuiの活動停止のきっかけは、彼女を女優として売り出そうとしたり、楽曲にCMなどのタイアップをつけようとする所属事務所のやり方に不満を抱えていたからと業界内で根強く囁かれているが、このように自身のイメージを一新して復帰したという経緯で、この説がより濃厚になった。

 元々ナイーブな性格で、テレビ出演時にはひどく緊張し、音程やリズムがとれなくなることもあったyui。今回、彼女が入院する原因となったパニック障害は、ストレスや緊張が重なった時に動悸やめまい、吐き気などに襲われるという疾患であり、ストレスを感じやすい完璧主義の人は特に注意が必要だという。

 過去、KinkiKidsの堂本剛もデビュー後にパニック障害を発症し闘病していることを明かしていたり、マーク・パンサー、安西ひろこなど同病を公表している芸能人は少なくない。発症してすぐ治療をすれば治りやすいとも言われているが、薬を服用する時の禁止事項である飲酒との併用をしてしまったということから、現在のyuiはかなり不安定な状態なのではと推測できる。

 実際、今のyuiには自身が本来希望していたスタイルではなかったとされる“YUI”としての活動時以上の人気は見られず、いまだに“YUI”時代の彼女を惜しむ声が多く聞かれる。事務所によるメジャー志向の売り出しを嫌悪し、己の望む道に進もうとしていた彼女にとって、本当の自分と世間が求める自分との間にギャップを感じながら活動することは精神的負担が大きかったのではないだろうか。

 デビューして間もないうちに大ヒットを経験したこともあり、自らの決断とはいえ、売れていた当時と全く違う環境で活動をしていくことは、予想以上の葛藤をもたらしたのかもしれない。しかし、壁にぶつかった後、それにどう向き合っていくかは自分次第である。精神安定剤の誤用からの救急搬送といえば、薬物依存で一時は廃人状態までに陥っていたという華原朋美(39)が思い出されるが、yuiは同じ轍を踏むことのないよう、今は静養し、またいずれ「本当にやりたい音楽」を届けて欲しい。
(シュガー乙子)