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世界まんこ名画劇場~しゃべるまんこ映画『プッシー・トーク』に学ぶ、まんコミュニケーションの大切さ

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ところで、『受難』もそうでしたが、
『プッシー・トーク』でも、しゃべるまんこは常に怒りっぽく、人間に汚い言葉を吐きかけます
綺麗な声で歌ったり、Siriみたいに慇懃無礼で話しかけるまんこは、あまり想像がつきません。
それはまんこが嫌われ者だから……。
生理の血を流せば汚がられ、肉の棒をつっ込まれたり雑な手マンをされても文句も言えません。
まんこ持ちの女性自身ですら、まんこを恥と思い、まんこを無視しています。
ゆえにまんこは怒りっぽくて当然です。
ネットにもいますよね、常に何かに怒って罵詈雑言を吐きかけている人たち。
彼らが怒るのは、実生活であまり認めらることがなく、どこか寂しいからではないか? と最近気づきました。
でも、怒っている人は怖いから、遠ざけたくなり、素直に話を聞いてあげられません。
ジョエルのまんこも言っていました。
「(まんこを)怖がるだけで、話を聞こうともしない」
と。
 怒っている人は、ただ優しく受け入れてほしいだけなのに

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そういえば、日本の夫婦の大半がセックスレスなのも、奥さんの不マンを旦那さんが聞こうともしないのが主なる原因ではないでしょうか?
わたしはアダルトグッズショップでバイトをしていますが、
奥さんがセックスをしたがらないのが悩みだ、というおじさんがよく電話してきます。
「妻が喜びそうなアダルトグッズはないか?」と他人のわたしたちに相談されるのですが、考えてみたらとてもおかしな話です。
奥さんを喜ばせたいなら直接ご本人に相談すべきなのに、
マニュアルやアダルトグッズ店員に頼り、勝手にバイブを買い与えようとするから、余計スレ違う……。

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しかし、奥さんに聞いたところで、「恥ずかしがって何も言わない」場合がほとんどでしょう。
それは、女が「まんこ」と言ってはならない、
言ってもいいけど「恥じらいながら言え」という、おかしな国だから。
パートナーとのセックスに不マンがあっても、「性の話をするのははしたない」ことなので、話せない。
これでは誰も幸せになりません。
日本の女はもっと自分のまんこの声に耳を傾けるべきなのです。

あなたのまんこは、恥ずかしくない!

女だって、欲望に素直になっていいんだよー!

(段々わたしがしゃべるまんこみたいにキレてきたから、エリックに話を聞いてほしいよ!)
そんな訳で、『プッシー・トーク』を観ていると、「恥の文化」の日本人のセックスにおける問題点がわたしにはあぶり出されてくるのです。
女はもっと自分の性器に自信をもち、カップルはお互いの気持ちいいところやそうでないところを自然に話し合えるようになれれば、もっとセックスが楽しくなるはず……。
この映画のラストには衝撃のどんでん返しもあるのですが、ジョエルとエリックなら難なく乗り越えられるでしょう。

最近セックスしてないなぁ、というご夫婦、カップルの方には是非お二人でこの映画をご覧になり、エリックを見習い、まんコミュニケーションを高め合っていただきたいです!
(わたしはセックス相手を探すところから始めます!)

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■ろくでなし子 /漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。著書に『デコまん』(ぶんか社刊)。『女子校あるある』(彩図社刊)

ろくでなし子ホームページ http://6d745.com/
日本性器のアート協会ホームページhttp://www.jsoa.jp/

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ろくでなし子

漫画家。日本性器のアート協会会員。自らの女性器を型どりデコレーションした立体作品「デコまん」造形作家。著書に『デコまん』(ぶんか社刊)。『女子校あるある』(彩図社刊)

ろくでなし子ホームページ