密着体位で相手の体温を大いに感じることができる「正常位」。女性にとって“好きな体位”で上位に挙げられることが多く、人気の体位ですよね~。しかし、ガールズトークでもよく聞きますよ「正常位が好きだけど、いつもワンパターンで飽きた」という女性の声を! では伺います。セックスで受け身体勢になっていませんか? 仰向け体勢の正常位で受ける前戯や挿入まで男性に任せっぱなしにしている女性……少なくないはずです。
ワンパターンで行っていた「正常位」も、挿入までの愛撫や挿入してからも自らバリエーションを増やしてみれば、新鮮かつ新たな快感を得ることができるかもしれません。ということで! 今回はワンパターンになりがちな「正常位」がもっと気持ちよくなる方法をご紹介します!
挿入は時間をかけるように導く!
「膣も濡れてきたし、いざ挿入~!」とズズズっとさっそく奥まで挿入する男性も少なくないと思います。まずは女性主導で、“浅い部分”の刺激をしてみてください。“浅い部分”と聞くと、膣口から3cmほどの場所にあると言われている「Gスポット」を思い浮かべますか? ノンノン、膣口愛撫です! 個人差はありますが、カリで膣口を刺激(摩擦)するような浅めのピストンは気持ちいいですよ~!
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そのために、挿入時も相手のペースに任せるのではなく、片手を伸ばしてでペニスを軽く持つようにしてみてください。まずは亀頭で膣口を上下になぞることからスタート! 続いて挿入する際も、自分のタイミングで導きながらカリ挿入したくらいでストップ! 「ここが気持ちいい」と伝えて軽くピストン運動をしてもらいましょう(気持ちよさを感じたら相手に伝えること、これ大事)!
何回か繰り返し感度が高まる中、深くまで挿入することでより一層大きな快感を得られるはずです。ゆっくりと奥まで挿入した後は、ペニスを膣に馴染ませるように動かないこと! たっぷりと一体感を感じましょう。
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ピストン運動は女性もすること!
さて、ゆっくりじっくりと挿入を感じたら、ピストン運動をはじめるわけですが、ピストン運動は男性が頑張るもの……ではありませんよ! 挿入してから相手の腰の動きに合わせて、女性も動くようにしてください。奥まで押し込まれている時は腰を浮かせて、ペニスが引き出される時に腰を下ろす! この動きだけで快感は大きく変わります。この腰の上下運動はそれほど難しいものではないので、ひとりベッドの上でトレーニングもかねて行ってみてください!
男性に任せてしまうと、ズンズン激しいピストンをされてしまうことも多いですが、しっかり抱き合って女性側が理想的な速さに腰を動かすことで、相手のスピードを調整できるという点でも腰を動かすことを推奨します!
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腰を浮かせるorクッションを入れる
女性側ができる正常位中のサポートとしては、より深く挿入してもらうために腰を浮かせるといった方法があります。お尻を持ち上げてなるべく天井のほうへと向けるイメージで、腰をくいっと浮かせましょう。
また、上手く腰を浮かせられない、疲れてしまうといった場合には腰の部分にクッションを入れ、はじめから腰の位置が高い正常位を作ってもOKです。
キスをねだってみる
せっかく対面でセックスできる正常位ですから、たっぷり甘えてみるのも良いですね。喘ぎ声の合間に「ねえ、キスして」なんて切ない顔で言われたものなら、男性はグッとくるものでしょう。思わず腰の動きもスピードアップしてしまうかもしれませんね。
自分や相手の胸などをいじってみる
正常位だと女性は手が自由に使えるのがポイント。もっと気持ち良くなりたい、もしくは彼を視覚的に興奮させたいと思うのなら、自分の胸やクリトリスをいじってみると良いでしょう。ときにはローターなどおもちゃを使ってみるのも良いかもしれませんね。
また、正常位はどうにも女性が受け身になってしまいがちですが、あえて彼の胸をいじってみるのもありです。乳首で感じてしまうタイプの男性であれば、思わず眉を寄せて表情が歪んじゃうなど余裕のないところを見られるかもしれません。ちょっとSっ気のある女性におすすめです。
太ももを持ってみる
とびきりいやらしい気持ちになりたいなら、太ももの裏へと手を回してみましょう。その姿はまるで「正常位でもっと突いて」と言わんばかりになり、なんともハレンチ。Mっ気のある女性ならそんな自分の姿に興奮してしまうのではないでしょうか。また、こちらも彼を視覚的に興奮させる効果がバツグンです。
両脚を閉じて、締めつけ感アップ!
ピストンの動きも慣れてきたら、男女ともに気持ちいい“締め付け”を感じる体位へと変更してみましょう。M字開脚にしていた女性は足を閉じて伸ばす“足ピン”の体勢、男性は女性の両脚の外側に跨るようにチェンジ!
この体位は、男性はペニスに強い締め付けを与え、女性は膣の刺激と同時にペニスの根元がクリトリスに当たり、ダブル刺激を感じることができるんです。オナニーの際、足をピーンと伸ばしギュっと力を入れている“足ピン”スタイルでイッている女性にはもってこいの体位です!
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片脚開脚で深い挿入感を!
締めつけやクリへの刺激でさらに感度が高まってきたら、より深い挿入感を得られる体勢にしていきましょう。仰向けのまま、片脚を大きく開いて相手の肩に乗せてみましょう(または持ち上げた片脚を持ってもらう)。
この体位は、ポルチオまで刺激することができると言われている「松葉くずし」です! ポルチオ開発にも適した体位ですが、ポルチオの刺激に慣れていない女性は、痛みを感じることもあります。そのため、今までの正常位よりもやさしくゆっくりを心がけたピストンにしてもらいましょう。どちらかというと、ピストンというよりも押すように圧迫することがベストです。
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言葉は尽くすべし
喘ぎ声もそうですが、「すごい」や「気持ち良い」という言葉は、男性を喜ばせるためのものと思っていませんか? それも確かに間違いではありませんが、言葉は自分を興奮するためにも効果的なもの。たとえ演技が多少入ったとしても、それによって女性自身もまたセックスに身が入るようになるのです。恥ずかしがらずに、正常位中もどんどん喘ぎ声やいやらしい言葉は漏らしていきましょう。
前戯から後戯までセックスです!
セックスの終わりには、前のめりになった男性に抱きついたりキスをしてセックスの余韻「後戯」を満喫しましょう。快感や癒しを与える「セックス」はふたりでする行為。しんどさを感じない体勢や足の開き具合、挿入の深さやピストンの速さなど、お互いに「感じるポイント」を話し合い、探り合うべきだと思います。
セックス中の「気持ちいい」「もっと〇〇してほしい」と同様、後戯においても「気持ちよかった」という言葉や何気ない会話まで含め、セックスです。伝え合うことは本当に大切なことだと、私は思います。