セックスの前戯ではソフトタッチでの愛撫をたっぷりと行い感度を徐々に高めていくと、挿入後も「クライマックスだ~」という楽しさがいっそう増します。そんな前戯でのクリトリスへの刺激は、すぐに皮を剥くのではなく、皮の上から優しく愛撫していくことも重要ですよね。
▼クリトリスの基本的な触り方 激しい愛撫もいきなり皮剥きも不要!
しかし、優しく触ること以前に気になることがあります。愛液やローション、唾液を指先につけて、さっそくクリトリスの刺激をする方、いませんか? “性感帯”と言われる場所でも、性的興奮により気持ちと感度が高まっていない状態で触られても、それほど快感を感じることができないと言われています。いくら感度が高まってきたとはいえ“いきなりクリトリス”は、痛みを感じることもありますし、ほかの部分を愛撫するよりも、時間をかけて少しずつ快感を与える場所だと思います。
まんこに到達する前に、おっぱいや乳首への愛撫、そのほかのカラダの部分を撫でたり舐めたりして、お互いに興奮状態になってるし……と思っているかもしれませんが、とても敏感&デリケートなクリトリスに到達するまでに十分に愛撫してほしい順番があるのです!
それは……大陰唇 → 小陰唇 → 膣口 → クリトリス! 「小陰唇(ビラビラ)」の周りのぷっくりした部分「大陰唇」!!! ここから愛撫することでクリトリスに到達する頃にはもう我慢できなくなっている(はず)! ということで今回は、大陰唇の愛撫ポイントや重要性をお伝えしたいと思います!
大陰唇は女の「玉袋」
おそらく大陰唇が感じる部分であるという認識がない方が多いため、前戯でスルーしがちではないでしょうか。しかし実は、大陰唇への愛撫は男性の玉袋への刺激(くすぐったいようなゾクゾクした感覚)と同じなんです。
※男性の場合、金玉(睾丸)は精子を作り出す生殖器官としての役割がある男性の金玉(睾丸)とは違い、大陰唇は脂肪が豊富な部分です。
玉袋を優しく愛撫されることが好きな男性もいれば、苦手な(萎えちゃう)方もいるように、女性でも個人差はある部分ではあります。しかし、大陰唇をマッサージするように愛撫することで大陰唇の皮膚の下にある「前庭球」と呼ばれている海綿体が膨れ上がります。膨れ上がることでクリトリスに血液が流れこみ、興奮を高める効果が期待できるんです!
◆小陰唇は快感で広がる!
大陰唇で興奮を高めたあとは、ビラビラ部分の小陰唇! 小陰唇を愛撫することによって膣もほぐされます。そのワケは、普段は閉じた状態の小陰唇が、快感を得ることで(膣内が充血するため)内側の粘膜が開いていくんです。ここが開いてくると同時に愛液も分泌するので、小陰唇の愛撫、大事!
◆膣口愛撫は、挿入したくなる焦らし効果バツグン!
「ちんこを挿入したら誰でも感じるもの」と思っている方もいるようですが、そもそも膣内は性感帯ではありません! ということは挿入するまでに十分の快感を得ることが重要なポイントになります。膣口は比較的、感じる部分だと言われており、焦らし効果もあると言われている場所でもあります。ここを十分に愛撫することで、膣がペニスを受け入れ体勢になってくるんですね~。
▼膣は鈍感な場所である。Gスポット・ポルチオで最初から「イク~」とならない理由
◆この流れでクリトリスはビンビン!
大陰唇→小陰唇で感度(快感)が最高潮になって、いよいよクリトリスへの愛撫です! この時点でクリトリスは勃起している状態なので、少し触れただけでも快感を与えるほど、敏感になっています。溢れている愛液や唾液を指先につけて、大陰唇・小陰唇よりも超ソフトタッチで刺激しましょう。
この順番通りに愛撫をしないと濡れない(快感を得られない)というわけではありませんが、それぞれの部分の役割を覚えておくことで、いつもより気持ちいい前戯やセックスになるかもしれませんよ!
クンニでも大陰唇の愛撫を!
指でまんこを愛撫するとき(されるとき)の体勢は、仰向けの女性の隣に横になった“添い寝”スタイルがおすすめです。密着感を高め、まんこをまじまじと見られることも回避できる体勢です。
この「大陰唇」の愛撫は指先だけではなく、クンニのときも効果的! セックスでは舌先で舌から上へ優しく舐め上げるように愛撫、またはオナニーで指で刺激を与えてみてください(陰毛がある方は、少し強めの力で)!