
Photo by Iraia Martínez from Flickr
一般的に、男性が睡眠中に射精をすることを“夢精”と言いますよね。
私の弟が小6の時、昼寝から目覚めてきて「なんかパンツ濡れた」と言っていたことがあります。おそらく彼は夢精したのでしょう。当時中3だった私は、なんとなく気まずさを噛み締めながらスルーした記憶があります。
しかし、私は5年ほど前から就寝中にこの夢精のような現象を度々体験するようになりました。「もしかして、女にも夢精に似たような現象があるのか?」と新たな人体の神秘に気付いた瞬間です。この現象についていろいろと調べてみたところ、「日刊SPA!」で一昨年掲載の“女だって夢精する!? [夢イキ女]急増中”という記事を発見。これを経験したことのある女性は他にもいるようです。
なお、私が寝ている間にイク時にはいくつかの条件があります。ひとつ目は、久々に実家に帰った時や仕事の関係で地方のビジネスホテルに泊まった時など、いつもと違う環境で眠ること。二つ目は、隣に誰もいない状態でひとりで眠ること。三つ目は、仰向けの状態で眠りにつくことです。これらが合わさった状態で眠った時にイケることが多いのです。ただ、「今日は寝ながらイキたい!」と思った日にはイケないので、そういったことは考えずに眠ることも大切なのかもしれません。
また、前述の「夢イキ女」の記事には「夢イキをする女性に共通することは現実でのセックスに満たされていないこと」とありましたが、私は前日にセックスでイッていても、翌日の就寝中にまたイッたことがあります。なのでこれには個人差があるのでしょうね。しかし、私は実際のセックスでイクだけでは満たされていなく、自分で自覚している以上に性に貪欲だという可能性も否定できません。四六時中性欲に支配されている女なのでしょうか。
そして、肝心なイクまでの経緯ですが、まず眠っている間に誰かにクンニされたり手マンされているような感覚があります。エッチな夢を見ているわけではなく、ただ体感的なものがあるのみです。眠りについている心地よさとアソコを刺激されている快感の両方が味わえるので、もうそれは天にも昇る気持ちよさ。それがしばらく続くと、今度は挿入されている感覚に。正常位で挿入されている時と同じような気持ちよさであることが多いですね。実際に正常位をする時のように足を大きく開いたりしているわけではないのですが、膣の奥までその快感が届きます。その快感に身を委ねているうちにイッてしまい、同時に目が覚めて終わる……といった流れです。
この現象は、誰かに愛撫や挿入をされているというよりも何らかの物体が私の体を弄んでいるという表現がしっくりきます。ちょっと霊的な意味で怖い気もしますが、その気持ちよさは実際のセックスとは比べ物になりません。一番感じる性感帯のみをちょうどいい強さで刺激され続ける極上のひととき。これを自分がイキたいと思った時に使えるようになれば、普段のストレスなんて吹っ飛ぶかもしれません。
それほどの快感をもたらす“眠りイキ”ですが、今のところ私の周りで経験したという女性はいない模様。皆さんの中でこのような体験をしたことがあるという人がいたら、ぜひmessy編集部までメール下さい。
(リオネル・メシ子)