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出会い系で大当たりの男子を発掘!! 温泉宿でしっぽりハメ倒してきた

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18禁出会い系実況!

 こんにちは! 白雪魔夢子です。

「このまま どこか遠く 連れて行ってくれないか」という曲が挿入された旅動画をひたすら見ています。北海道ツーリング。公園でのんびりしているもの。広島観光……。

 気づけば「日曜日の使者」を口ずさむのが癖になっていました。ああ、遠くへ行きてェよお。なにも、わたしゃゾウに乗りたいとか言ってるんじゃないんだよ。そのへんの年季の入った温泉旅館で名物のミカンソフトクリームを食べたいって言ってるんだよぉ!!

 そんな、ヒマを持て余した白雪の元に届いたのはこんなメッセージでした。

『温泉巡りが趣味です。魔夢子さんは温泉はお好きですか? いきなり泊りがけはだめかもしれませんが、日帰りで温泉デートなどいかがでしょう。ふたりで足湯のできる旅館などもいいですね』

 瞬間。白雪の瞳が輝きました。 そう、それよ!! 私はどこか遠くへ連れ出してくれる人を待っていたのよ~~!!!

 メッセージをくれたM氏は30代後半。プロフィール写真は、出会い系サイトには珍しく全身を映しているタイプで、顔の部分だけ星形のスタンプで隠されています。プロフィール文には『ふらりと一人旅に行くのが好きです。でも、ふたりならもっと楽しいだろうなと思い、登録しました』と、控えめですが好感の持てる文章が書かれていました。

 温泉旅館でしっぽりとお酒を飲みながら、セックス……。最高じゃないの。

 足湯で日帰りデートなんかじゃなく、がっつり一泊旅行・夜這いありでお願いしまーす!!

タクシーの中でひみつの前戯

 「どうせなら、一泊したいです♡」とM氏に伝えると、M氏は「いいんですか??」とちょっとびっくりしていました。その昔、男女の性欲が逆転した漫画を読んだことがあるのですが、私ってあんな感じだよなあと自分でも思いました。「初対面の男とセックスしたがる女」。どう考えても男女逆にしたほうがしっくりきます。

 そうこうしているうちに、約束の日がやってきました。現地の駅で待ち合わせすると、そこにはふさふさの髪の男性が立っていました。30代なんだからふさふさなのは当たり前だろう、とツッコミが入りそうですが、なんというか毛量が多い。アデランスのCMに起用されそうなほど、髪がふさ~! っとしているんです。

 顔立ちはおっとりした雰囲気で、会った瞬間、「出会い系サイトでなかなかいないタイプだ!! やりて~!!」と思いました。ああ……。私のオス化が止まらない……!!

 下心を隠し、M氏とタクシーに乗車したものの、白雪のエロい気持ちは収まりません。M氏の手が無防備な感じでひざの上に置かれていたので、白雪はそーっとその指にタッチしてみました。すると、なんとM氏は何も言わずに白雪の手をきゅっと握ってきました。ジュンッ!!

 今まで数々のセックスを経験し、様々な前戯をしてきましたが、こういう90年代の不倫ドラマっぽいシチュエーションが一番エロさを感じるように思います。表情を変えずに、運転手さんと温泉について話している、M氏の横顔がまた……イイ!

 もはや温泉のことなど頭から吹っ飛び、旅館のふかふかの布団の上でくんずほぐれつしている姿を想像していた私。お布団は敷いてあるのかな~。まだだったら勝手に出しちゃおう!!

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白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。