ゴシップ

『花のち晴れ』のココが良かった! キンプリ平野紫耀、中川大志、今田美桜の人気と知名度急上昇

【この記事のキーワード】
「花のち晴れ~花男 Next Season~」 公式Twitterより

「花のち晴れ~花男 Next Season~」 公式Twitterより

 6月26日に『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の最終回が放送された。視聴率は一度も2桁に届かず、前作にあたる『花より男子』(TBS系)ほどのブームとはならないまま終了。脚本が迷走した部分もあり、終盤は主人公の江戸川音(杉咲花/20)の行動や感情描写に視聴者から批判や疑問の声が続出してもいた。最終回では、婚約者の馳天馬(中川大志/20)と生きていくと心に決意しながら、天馬に背中を押されると素直に神楽木晴(平野紫耀/21)のもとへ走り出した音。天馬に別れを切り出されて大号泣していた数分後、晴の元へと満面の笑みで走っていく様子には恐怖を覚えるほどだった。ネット上でも“音、サイコパス説”が浮上するほどツッコミどころが盛りだくさんで、「最低の最終回だった」と評す声も少なくない。

 とはいえ、そんな批判がありつつも、放送中はSNSに反響が続出しており、話題作であったことは間違いない。特に若い世代のターゲットには狙い通り「刺さった」のではないだろうか。

 功労者はやはり、King & Prince・平野紫耀と中川大志という二人のヒーローだろう。世間的には無名に近かった平野だが、ドラマではイケメンだけどヘタレで天然かつ情けない(でも頑張り屋)という、嫌味のない胸キュン要素盛りだくさんのおいしいキャラを演じてブレイク。特徴的な声も「ヘタレ感」の演出に一役買った。ギャグシーンと真剣なシーンをしっかり演じ分けた平野の好演もあり、神楽木晴は視聴者から大人気のキャラに成長した。この作品を通して平野のファンになった人も少なくないだろう。

 他方、天馬役の中川大志も評価を上げた。非の打ちどころのない王子様であった天馬には、おそらくアンチがほぼゼロという人気ぶり。作中では音を一途に想い続けながらも、音に振り回されて泣きそうになっている姿も披露し、「もう、私が天馬くんを引き取る!」と母性本能をくすぐられた視聴者も多かったようだ。キラキラした王子様役を演じられる人は限られるが、中川は見事に務めあげていて違和感がまるでなかった。CMではコミカルな三枚目を演じることもある中川、20歳の若さで振り幅が広い。

 そしてもうひとり、おいしいキャラだったのはC5の紅一点でスーパーお嬢様の愛莉。演じた今田美桜(21)は、見事にブレイクしたといっていいだろう。超美少女設定に何の違和感もないルックスで、若い女性視聴者が「かわいい!」と絶賛、羨望の眼差しを集めた。キャラクターとしては一途で素直、お嬢様ゆえにワガママなところもあるが友達思いの素敵な少女であり、正論を連発。視聴者の怒りの叫びを代弁するかのようなキャラであったのも、人気になった理由の1つかもしれない。

 アンチの多かった音役の杉咲花、美少女設定に違和感があると叩かれていた飯豊まりえ(20)なども、結果的に知名度は上昇。特に活躍が目立ちはしなかった“C5”の濱田龍臣(17)、鈴木仁(18)、中田圭祐(22)もなんだかんだ印象は残った。最終回では音と神楽木が対面しないまま終わったことから、続編をやる余地は十分にある。まだまだ「終わった」とはいえなそうな『花晴れ』の今後に注目だ。