『あいのり』(フジテレビ系)の元メンバーとしてお馴染みの桃(33)が、7月10日に自身のブログを更新。「ご報告。」というタイトルの記事で、9年間連れ添った夫との離婚を発表した。離婚に至った主な原因は、夫婦間の“セックスレス”にあるという。6月30日放送の『ギリギリ昔話』(フジテレビ系)には既婚者として登場し、都内のマンションで仲良く暮らしていると紹介されていた桃。夫婦仲だけではなく経済的にも問題なさそうだったが、唐突な離婚発表となった。
ブログ記事で桃は「私たち夫婦は離れて生きる選択をしました」と報告。さらに「私たち夫婦はものすごく仲の良い夫婦でした。仲が良すぎて、、、男とか女とかそういうものを通り越して、仲の良い兄妹のようになってしまいました。子供がいたらそれでも良かったんです。子供を早く作っていたら良かったのです。タイミングがとっても悪かったのです。気付いた時には、お互いその行為が考えられなくなってしまったのです」とも記している。
円満な夫婦であっても、いや円満だからこそセックスレスに陥るケースは確かにある。これは決して特別なケースではなく、以前アンファー株式会社が行った「夫婦愛と頭髪に関する調査2016」でも気になるアンケート結果が出ていた。回答者の約8割が「夫婦円満」だと答えたのに対し、円満夫婦の5割以上が「セックスレス」だと明かしている。
しかし桃は子供を授かることを望んでいたようだ。「saita」(セブン&アイ出版)という雑誌で、妊活連載をしていた時期もある。フラフープや酵素風呂、足の加圧などを体験し、妊娠しやすい体づくりをしたものの、「肝心の行為には至りませんでした」。
「肝心の行為」がなくては、医療機関にかからない限り妊娠はしない。性交による自然妊娠以外にも、子宮内に精子を注入する人工授精や、経済的な負担は大きくなるが体外受精という選択肢もあるが、そうした生殖医療も夫婦で受けることが基本であり、双方の身体に何ら問題がなければまずは自然妊娠のためタイミング法に取り組むことになる。いくら女性が医療者の指示通りに基礎体温をつけて、排卵日にセックスしようとしても、「お互いその行為が考えられなくなってしまった」なら無理がある。
しかも「結婚して、あまりに早い時点でそうなってしまって」というから言葉もない。「とっても幸せなんだけど、心のどこかで何かすごく物足りない気持ちが常にありました。結婚初期は、枕を涙で濡らすこともありました」と綴る桃に、共感する女性は少なくないだろう。また、妻に拒否されセックスレス状態だという男性の共感も呼びそうだ。同時に、このブログ記事は、セックスを拒否している側にも相手の心境を思いやるきっかけとなるかもしれない。