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酔いつぶれて勃たないペニスに「ボブサップ」降臨の地獄絵図

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Photo by Alan Ant from Flickr

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 今週もゲスなネタを仕入れてきたわよ。新宿二丁目でバーを経営している28歳のバイセクシャル、圭くん(仮名)から話を聞いたわ。

 そうね、彼の外見は三浦翔平似を小太りにした感じ。普段はワイワイと面白おかしくお酒を飲んで盛り上げに徹する仕事人間だけど、男も女のタイプだったら必ず持って帰っちゃう肉食派。そんな彼とは勿論気が合うの。お互い好みじゃないからお手合わせしたことはないんだけどねウフフフフ。

 新宿二丁目のバーに通い詰めるなんてぶっ飛んだ女がたくさんいそうな気もするけど、実際どうなのかしら。そんなところで働いている圭くんが遭遇した一番ぶっ飛んでた女……どんな面白い話が聞けるのかしら?

「目の前でBLを見せろ」

「うちの店に来るお客さんて、大体2軒目とか3軒目とか、ハシゴして来る人たちばっかりだからそもそも泥酔して帰る子が多いんだよね。俺も勿論大量に飲まされるんだけど、店を仕切ってる立場だし、従業員やお客さんが潰れてたりすると冷静になるんだよ。酔ってても泥酔することはまずない。だから飲みながら品定めして、タイプの子が潰れて持って帰るパターンが多い」

――じゃ、その泥酔したお客さんが一番ぶっ飛んでた女?

「それが違うんだよ。珍しいパターンで、従業員のバースデーでシャンパンが何十本も空いて、従業員が全員潰れて使い物にならないことがあって。シャンパンを開けてくれた女グループがまだまだ元気だから、生き残ってる俺がビンダ(ボトルで一気)して」

――うわぁ……まぁ、水商売のバースデーなら基本よね。オーナーが飲まされるなんてなかなか聞かないけど。

「相当の太客(お金をたくさん使うお客さん)だからね、売上も助かるし飲まないわけにはいかないでしょ。俺だってたまには身体を張るわけよ」

――それで? もしかして潰れちゃったわけ?

「潰れる寸前、てとこかな。まっすぐ歩けなくて、周りに音がスローモーションで聴こえて……4年に1度ってくらいの泥酔だね。オリンピック泥酔」

――……しょーもないこと言ってないで早く女ネタぶっこんでもらっていい?

「少しは笑えよ……。で、気付いたらタクシーの中にいて。その女グループで一番控えめに飲んでた女の子が一緒に乗ってた。ジャージ着ててヤンキー系の20歳か21歳だかの子で、そのグループでは一番下っ端の」

――泥酔してる圭くんのことを送り届けなさいって指令が出たのかしら。

「それが違うんだよ。俺は全くタイプじゃないんだけど、どうやらその子に気に入られてたらしくて、後々聞いたら周りの女共が泥酔してるうちに持って帰っちゃいなさい! ってはやし立てたらしい」

――素晴らしいチームプレイ。紹介して。

「さらにろくでもないチームになりそうだから絶対やだ。で、まぁその子の家に連れて行かれてさ。俺は酔ってても基本勃つんだけど、ほら、普段肉食系じゃん? タイプじゃない相手とヤることなんてないからさ、脱がされてもしゃぶられても全然ダメで」

――ざまあ見ろね、その女。泥酔させて持ち帰るなんて昭和の手口かっつーの。

「昭和の女はもっと慎ましいんじゃないか?(笑) まぁ、泥酔しすぎて俺は寝転んでただけなんだけど、意識が朦朧とする中でその子が『もういい! ヒドイ!』って勝手にキレ出して」

――プライドずたずたでしょうからね〜。

「おとなしく寝せてくれるのかと思ったら、なにやら電話し始めたんだよ。はっきりと聞き取れなかったけど、どうやら男を呼んでて」

――!何その急展開!!!!

「うわ、勝手にキレて男呼んで、俺がその子を無理やりヤろうとしたことにしたりして、俺殴られんのかな〜って焦ってきて」

――……そんな経験があるの?

「いや、実は昔あるんだよね、実際にその気がない子を半ば無理やりヤろうとしたことが。で、その子の家の近所に住んでる男が助けにきてボコボコにされたことが……」

――圭くんも最低なカス野郎ね、意外と。

「昔の話だって!!!! で、焦りながらも泥酔してて身体が動かないからどうしようって状態で。下半身だけスッポンポンのまま仰向けの状態でビクビクなわけよ」

――うわ~、間抜け。その光景見たすぎる。

「そしてインターホンの音が聞こえて、ドアを開ける音が聞こえて、話し声が聞こえて、とうとう寝室まで足音が近づいてきて……」

――きゃー! アメリカのサスペンス映画みたーい!! ワクワクドキドキ!!!!

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アスモデウス蜜柑

好奇心旺盛な自他共に認める色欲の女帝。長年高級クラブに在籍し、様々な人脈を得る。飲み会を頻繁に企画し、様々な男女の架け橋になり人間観察をするのが趣味。そのため老若男女問わず恋愛相談を受けることが多い。趣味は映画鑑賞で週に3本は映画を見る。