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アイドル像をぶち壊す指原莉乃、どんな下ネタにも即座に反応してきた歴史を振り返る

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指原莉乃 公式Twitterより

指原莉乃 公式Twitterより

 日本に限った話ではないのかもしれないが、女性アイドルといえば、恋愛禁止はもちろん処女性が求められる。初心で、交際経験がなくて、イケメンが苦手で……という、購買層にとって理想的なアイドル像が掲げられており、それを忠実に再現しようとするアイドルは多い。しかし名実ともに日本のアイドルシーンでトップに君臨している指原莉乃(25)は違う。幻想をぶっ壊す下ネタを連発して、なおアイドルであり続けるのだから凄い。

 例えば今年6月にAbemaTVで放送された『指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙』で、指原はファーストキスの経験を告白。「中1か中2の時」に、メールで相手から「明日キスしていい?」と言われ、OKをした上で翌日にキスをしたのだそう。

 これはAKB48に所属する前のことなので、“恋愛禁止”のルールを破ってはいない。しかしそれは建前で、AKBグループのメンバーはアイドルになる前のイチャイチャ写真が流出するだけで炎上することもしばしば。過去の恋愛ですら許さないという過激な考えのファンもいる。そのためファーストキスの経験なんて言おうものならアイドルは即炎上するが、指原に関してはもうそれもない。かといって人気がないわけではないのだ。そもそも指原は、加入後にもファンとの交際が生々しい暴露によって発覚、その後に一気に売れっ子となったため、別格の特権階級ではある。

 とはいえ、下ネタにまみれる仕事も多くこなしているのが指原莉乃。アイドルがどうというレベルではなく、「女子ってやつ」にまつわる、社会的に構築された幻想を打ち破る発言を積極的にしていると感じる。『指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙』で指原はエロメン・月野帯人(39)の大ファンだと公言しており、少なくとも女性向けに制作されたAVは視聴していることが明らかになっているが、これは“普通にオナニーしますよ”という意味以外のなにものでもない。

 また、指原は3Pについての知識を披露したこともあった。女性2人、男性1人の3Pでは、挿入されてない方の女性は「乳首舐め担当になる」と宣言。「私が教えてもらった中では」と言って一応予防線を張っていたが、従来のアイドルなら「3P? チーズのことですか?」とキョトン顔をかますところ。意気揚々と説明してしまうのはさすがだ。

 ゴムをつけたままのフェラチオ、“ゴムフェラ”についても、「絶対に嫌なんですけど」と発言。これも「フェラって何ですか? ゴムって?」などとふざけたボケはしない。彼女がすぐにイッてしまってSEXが物足りないと悩む男性には、彼女がイッたフリをしているだけの可能性があると指摘。アイドルがイッたフリ問題に言及するとは、ありがたいことだ。

 2018年3月放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)では、「アイドルの恋愛禁止ルールはクソだなと思う」とも言っていた指原。是非指原が先頭に立ち、日本のアイドル像を変えていってほしい。