
18禁出会い系実況!
こんにちは! 白雪魔夢子です。
中国で、若い女の子の尻をつつきまわす90代のおじいちゃんが問題になっているそうです。このおじいちゃん、内モンゴル自治区フフホト市に毎日のように現れ、学校の近くの道端のベンチに座っているのだそう。そして、若い女の子が通ると杖でツンツンツンって杖でつつくんだって。
そんなことして楽しいのかよ、と白雪は思いましたが、同時に先週出会ったA氏を思い出しました。そう、彼もまた白雪の体をつつきまわす男だったのです……。
『魔夢子さんこんにちは! 初めまして、Aです笑。職業柄出会いがなく登録しました笑。趣味は温泉です笑。よろしくおねがいします!笑』
なんなの、わたしの鼻の下に鼻くそでもついているの……? まるで笑いを必死にこらえているかのようなメッセージ文。『笑』ってそんなに多用するもんじゃねーから! と思いつつ、白雪は彼のプロフィールをチェックしました。
彼のプロフィール画像も満面の笑みです。バーのような暗い照明の下でピースサインをしています。いわゆるゲイにモテそうなガチムチヒゲ坊主。趣味、バスケットボール、だって。
ふいに白雪はこのガチムチヒゲ坊主にクンニされているシーンを思い浮かべました。……うん、悪くない。最近はフェミニンな男性とばかり会っていた白雪。たまにはガチムチな男らしい人に会ってみるのもよいかも!と思い、彼にメッセージを返したのです。
どうして彼女がいないのか不思議!
待ち合わせは日曜日。あいにくの雨だったので、家のギリギリ近くまで車で来てもらいました。ガチムチのA氏の車はワゴンR。中に入ると、サクラの香りがふわ~んと香ってきました。女を乗せ慣れているのか……? と、とたんに探偵っぽい目になる私。後部座席にハートのクッションが置いてあるし、かなり怪しいィィ!!
白雪「女の香りがする(笑)」
A氏「姉ちゃんの車だからね(笑)。俺は彼女いないっす」
白雪「A氏、実家暮らしなの?」
A氏「うん、俺の車、事故っちゃってさー、修理に出してんの」
白雪「うわー、人ひかなくてよかったね」
A氏「うん、高速道路走ってたんだけど、ゆるーいカーブを時速130キロで突っ込んでった(笑)」
白雪「いやいや、『笑』とか言ってる場合なの、それ!?」
A氏「魔夢子ちゃんは気にしなくていーの! えい!」
A氏が笑いながら、白雪のほっぺたをツンッと押してきました。スキンシップ慣れしてるゥ!
「とりあえず、ホテルまでは安全運転でお願いしますよ!!」と言うと、「アイアイサー!」と彼。
うん、ノリは素敵な人だわ。彼女はいないって言ってたけど、ちょっとふしぎな感じ。A氏に彼女がいない理由、それはわずか10分後に判明するのですが、そのときの白雪には知る由もなかったのです……。
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