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出会い系で性格の悪い30代後半男性に捕まったので、制裁を加えました

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 こんにちは! 白雪魔夢子です。

 「地球上に男は何人いると思ってるの~?」というブルゾンちえみさんの鉄板ネタ。

 そう、「35憶。あと5000万」

 このネタが生まれたのは2016年。その後も世界人口は着々と増えております。2017年の時点で男性の数はほぼ38憶。出会い系サイトハッピーメールの男性会員も累計800万くらいらしいです。何が言いたいのかというと、それだけ男がいればイヤなヤツにもぶち当たるってことですよ!!

『はじめまして!プロフ検索をしていて、プロフのリズムがわりと好きなリズムだなと思い、立ち止まりました』

 思い返せば、この文章も『わりと』ってところに性格の悪さがにじんでいると思いませんか……?今なら、冷静さを取り戻した今なら分かります。

 しかし、このメッセージを受け取った時の白雪は「わ、わたしの文章が認められたやんけ~~~!!」と有頂天になってしまったのです。自分のただただスケベな女です、と語っている文章を何度も読み直し、「分かる人には分かるんやな~、わたしの文章力」とニヤニヤ。

 たった200文字の、しかも「カップ数はF、と見せかけてEです♡」という頭の悪そうなプロフィールを褒めてくる男のいい加減さにも気づけないまま、白雪は彼にメッセージを返したのです。

予想外のM氏の反応

 S氏は30代後半。一言メッセージには『ピンときた方、メッセージをどうぞ』と、まるで交番に貼ってあるポスターみたいな文章が書いてありました。

 まあ、わたしもピンときちゃった女なんだけどね……とにやにやしながら、写真を拝見。スーツ姿でトイレと思われる場所で自撮りをしています。首から上は見切れてて見えませんでした。

 でも顔なんて会えば分かるし、私の文章力のすごさを一発で見極めた男なんだからきっとタダモノではないファンタジックなプレイをしてくれるに違いない、と思ったのよ……。

 白雪はほとんど彼、M氏とメッセージを交換することもありませんでした。「とりあえず会ってみてフィーリングを確かめましょう」という彼のうさんくさい言葉に頷いたのです。

 待ち合わせは平日の夜、会社帰りに、ということになりました。

 白雪は腰を痛めてからというもの、家に引きこもって仕事をしていたので、この日は14時くらいから万全の準備を整えていました。

 メイクはリキッドファンデとパウダーファンデのダブル使いで毛穴レスに!! アイメイクは赤シャドウでセクシーに!! 紺のレースワンピでいざ、勝負よ!!

 そう、彼と会う数秒前まで白雪は信じていました。「キミがあのただならぬ文才の持ち主か~!想像通り、すごくセクシーな子だ!」と彼に絶賛されるのを……。

 颯爽と駅前についた白雪。すでに到着していたくたびれたスーツ姿の顔面偏差値52のM氏とパッと目が合いました。緊張の一瞬。彼がなんと声をかけてくれるかドキドキする白雪。大丈夫。落ち着いて。きっと彼はこう言うはずよ。「びっくりした、歳より若く見え……

M氏「ははは。結婚式の2次会の人みたい」

……あ?

 その後もM氏は慣れなれしい見た目いじりをしてきました。白雪の顔がファンデで白すぎるけど、目指してるのはおかめなの? みたいなね。白雪はこう見えて、人見知りな女なので、あははとノリを合わせましたが、彼は調子づく一方でした。

M氏「え、まさか怒ってる? まさか怒ってる~??」
白雪「あはは。怒ってないよ~」
(心の中の声:あたしゃ、ベテランのキャバクラ嬢じゃねーんだよ!! 見た目いじられてうまく返せるスキルなんてあるわけねーだろ、このフケチラシ野郎!! てめえ、肩のあたりが白いんだよ!! それ言われても、うまい返しするんだろうなあ???)

 とはいえ、白雪は仮面人見知りの女。彼のスーツのフケのことは最後まで言えず、ホテルに入ったのです。

性格の悪い男には制裁よ!!

 彼はたぶん思ったことを思ったままに言う男なのでしょう。白雪の靴をちらりと見ると、こう言いました。

M氏「おしゃれなのに靴のかかとがすり減ってる女って一番落としやすいんだよ。そういう女って男のために服選んでるから、自分ってものがないの」

……お前さあ、完全に私の靴がカンカン鳴ってるのを見て言ったよな??

白雪「えー、じゃあ、わたし、落ちやすい女なのかな……あは」
M氏「落ちやすいでしょ~!! 俺のお世辞、めっちゃ真に受けてたじゃん!!」
白雪「そこまで言うことないじゃん、ひどいよー」
M氏「俺、デブにはなりたくないなー。ほんと、相手選べなくなるもんね」

……カチーン!!

 白雪はめちゃくちゃムカついていたので、彼に小さな復讐をすることにしました。

 お風呂に入った後、白雪はにこにこしながら彼のチ○コに顔を近づけ、「立派~~、すご~~い!」と言いながらしゅっしゅとしごきました。

 いつフェラをしてもらえるんだろう?? と期待するかのように彼のチ○コがピコーンと反り返るその瞬間を白雪は待っていたのです。

「かわいいー!」

 白雪はチ○コもろくに見たことのない天然女を装いながら、思いっきりチ○コにデコピンしてやりました。

 

今回の教訓『性格悪い男にはおしおきよ☆』

 彼は白雪の予想外のチン応(チンチンに対する応対)に虚を突かれ、息子を押さえて丸まりましたとさ。にこにこして何も言わない女だからって好き放題言ってもいいと思うなよ~~!!

白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。