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木村拓哉の伝説ドラマ『ギフト』が封印を解かれた! 21年間も“円盤”が発売されなかった理由とは?

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『ギフト Blu-ray BOX』ポニーキャニオン

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 2019年1月9日に、木村拓哉(45)の主演ドラマ『ギフト』(フジテレビ系)のBlu-rayとDVDが発売される。同ドラマは1997年に放送された作品なのだが、いわゆる“円盤”になるのは初めて。このニュースにSNSなどでは熱狂する声が相次いでいるが、一体なぜ21年前のドラマがここまで注目を集めているのか、若い世代には不思議かもしれない。

 『ギフト』は最高視聴率23.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した、カルト的な人気を誇る“明るいクライム・ロマンドラマ”。木村拓哉が演じる“届け屋”早坂由紀夫を中心に、謎に満ちたストーリーが展開されたのだが、同時に問題作として人々の記憶に残った作品でもある。

 主人公の早坂は謎だらけの人物だ。第1話は室井滋(57)演じる腰越奈緒美が愛人のマンションを訪れるシーンから始まるが、早坂は室内のクローゼットから素っ裸で登場。それも全身血まみれで意識もない状態だ。

 その後、早坂は病院で目を覚ますのだが、記憶喪失の状態で自分がなぜクローゼットにいたのかも覚えていない。しかし腰越奈緒美から“届け屋”という仕事を与えられると、類稀なる能力を発揮。彼には強靭な脚力や動物的な嗅覚、記憶力といった“才能=ギフト”が備わっていた。また、なぜか「届ける」という行為に異常なほど執着しており、拒否する受取人を追いかけまわして配達することも。同ドラマはそんな早坂が受取人の人生に深く関わり、記憶を取り戻していく……という物語。

 サスペンス要素をふんだんに詰め込んだストーリーも魅力的だが、若かりし日の木村拓哉がこれでもかとセクシーな表現を繰り出しているのも、当時のファンを熱狂させた。この時の木村拓哉は長髪で、当時は真似をする若者が続出。まさに“全盛期”の序章となった時代の、向かうところ敵なしの“キムタク”がちょいちょい半裸姿で登場するのだからたまらない。

 “届け屋”として仕事をする時は髪を結んでポニーテールになるのだが、スーツ姿と相まってこちらもかなりの色気が。“スター”としての木村拓哉を堪能するなら、これほどうってつけの作品はないだろう。

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