「iroha RIN」発売記念トークイベント「快楽解体新書～女性の身体のナカとソト～」。会場は、代官山「晴れたら空に豆まいて」。
女性向けセルフプレジャーグッズとして市民権を得ているirohaシリーズから、待望の新商品「iroha RIN」が発売されました！ そこで、秋の夜長の新しい“相棒”を求めるべく、「iroha RIN」発売記念トークイベント「快楽解体新書～女性の身体のナカとソト～」へ潜入してきました。「どうすればオーガズムを得られるの？」「中イキと外イキの違いって？」などなど、気になる女性の快楽について紐解かれたイベントのレポートをお届けします。
9月26日夜、東京・代官山で行われた「iroha RIN」発売記念イベント「快楽解体新書～女性の身体のナカとソト～」。70名ものお客さんが押し寄せた地下の会場は、オンナの人いきれでムンムンです……。
今宵、「女性の身体の気持ちよさ」をテーマにトークを繰り広げるのは、TENGA広報の西野さん＆工藤さん、女性向けメディア「AM」の金井編集長、そして婦人形成外科「なおえビューティークリニック」院長の喜田先生、計４名です。
まずはじめに、会場全体で再確認し合ったのは、セックスという教義にそこはかとなく漂う「中イキ信仰」の存在について。たしかに、クリトリスへの刺激ではイケるけれど、膣内への刺激でイクのは、セルフプレジャーの場面でも容易ではないという女性は少なくありません。ましてや、セックス中に殿方の肉棒でイクことは、なかなかハードルが高いですよねえ。（そんなことないです？）男性も、オンナは当たり前に中でイクものと思い込んでいるフシがありますし……。
しかし、西野さん＆工藤さんが実地したirohaのアンケートによれば、2人中1人の女性が「膣内での刺激」でイッた経験がないとのこと。そして、そのほぼ全員が「中イキしてみたい」と思っているという結果がありました。会場全体がこのアンケ結果に頷きつつ、中イキしたい、してみたい、というテンションに傾きかけようとしたところ……喜田先生が「待った！」をかけました。「女性にとって、中イキも外イキも違いはありません」……？！？！？！
左から、TENGA広報の工藤さん＆西野さん、喜田先生、金井編集長
ここで、突如として女性器をキュートに可視化させたイラスト（キャラクターは、淑女にお馴染みのしQちゃんだキュウ）が登場しました。上記の図を見ればお分かりいただけるように、クリトリスの「根元」は膣内へとつながっているのです。中イキも外イキも、刺激するのは同じ器官だったんですね。また、みんなが追い求める幻の泉のような「Gスポット」は、まだ研究段階としながらも、じつはクリトリスと同じ性感帯なんだとか。つまり、中イキか外イキかにこだわる理由はあまりないってこと……「中イキ信仰」は、幻想だったのです。気持ちが良ければ、それでいいんです。みんな違って、みんな良いんです。パートナーの肉棒ではイケなかった私ですが、なんだかすっごく肯定された気分になりました……！ ただもし、膣への刺激で気持ちよくなりたいのならば、喜田先生は「膣内のスイートスポットは個人で異なるため、自分で自分の良いポイントを知っておくことが大切ですね」と、アドバイスをしてくれました。
しQちゃんもビックリだキュウ！
次に、オンナがエクスタシーを感じるまでの身体の仕組みを詳しく教えてもらいます。上記図のグラフのように、オンナという生き物は、性的な刺激に対して「興奮期→プラトー期→回復期」の３ステップを経て、じっくりとイける身体につくりかえられていくのですって。なんかエロい……。しかし、ここで注意したいのは、まだ興奮期の段階で肉棒を迎え入れてしてしまうと、その後どんなに男性が頑張って腰を振ろうが、女性は決してオーガズムを得られないということ。興奮期の長さも女性によってまちまちで、なかには1時間もかけてプラトー期に突入し、じっくりと天国へと登り詰めていく女性もいるのだとか。なんだか、果てしないロマンを感じちゃいますね。
この、じわじわとオーガズムに達していく身体の変化、女性としてはなんとなく肌感覚で知っていたかもしれませんが、男性にとっては知る由もない、まさに女体の神秘。西野さんが、「この女性の身体の仕組み、男性にこそ知ってほしい！」と感想を述べると、会場一同が頷きまくりました。喜田先生も「日本の男性は前戯時間が短いので、女性がオーガズムに達しにくい傾向にあるかも知れませんね」と、指摘します……。
オンナはそう簡単にはイカない！ と言われて、面倒臭がるような男ではなく、逆に燃え出すような気骨ある男性と突き合いたいものですね（しみじみ）。
女性にとって、ただでさえイキづらい世の中ということがよく分かりましたが、とはいえ「オーガズムを感じることだけがセックスの目的ではないですよね？」と、西野さん。たしかに、パートナーとイチャイチャして心を満たす、という目的もセックスにはあります。
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