他方で、欧州ではワキ毛がひそかなムーブメントになっているとか。ワキ毛をド派手なピンクやイエロー、グリーンなど色とりどりにカラーリングすることが、オシャレ女子の間ではスタンダード。極彩色に彩られたワキ毛を活かしたコーディネートは、たしかにオシャレかも知れません。カラーリングは、マドンナが信念とする「ありのままを愛する」という教えからは少し逸れるようですが……どちらにせよ、「剃れよ脱けよ」の教えが根強い現代日本に生きる大和撫子からすれば、フリーダムすぎて羨ましい限りですね。
そもそも、なぜ日本人女性はかたくなにワキ毛を処理するのでしょうか? 文化の違いと言えばそれまででしょうが、自らのワキ毛を抹殺することに抗う気配はほとんどありません。ここ数年は、全身脱毛サロンが急増し、いっそう「ムダ毛は悪」の空気が濃くなっているようにさえ感じます。日本でも、著名なアーティストや女優がセクシーなワキ毛を披露し、肯定してくれたらーーなにか変わるのかも知れないと思うのは、私だけでしょうか?
(緑)
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