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婚活アプリ・ペアーズで「すべらない話、持ってます」とアピールする男子にすべらない話を聞いてみた【ガチ婚活】

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こんにちは! 白雪魔夢子です。

最近、婚活アプリ『ペアーズ』にハマっている私なのですが、はじめてこのサイトを使った時に「んんんん!?」と思ったことをご紹介します。

『すべらない話、持ってます』

カードをスワイプしても、スワイプしても出てくるこの一言アピール。

最初このメッセージを見た瞬間は、わたし、『すべらない話を待っています』に見えちゃって、「お前は松本人志かよ!! どの目線で待っとんねん!!」と思った、というのはさておき、『すべらない話』をこんなに持っている一般人がいることに驚きをかくせませんでした。

『ペアーズ』では、写真がどーんと載ったカード+一言アピールで成り立っているので、この一言アピールはすごく目に入るのですが、こんなに『すべらない話』だらけだと「またお前か」と思っちゃうよ……。

『すべらない話、持ってます!この話聞くと、みんな噴き出しちゃうんで、よかったら魔夢子さんも聞いてください!』

数ある「すべらない話を持つ男」たちの中で白雪が選んだのはH氏でした。

一言メッセージのみならず、プロフィール文でも『すべらない話』に言及してくる男……。ここまで言われたら、逆に気にならないですか?? 一体、どんな爆笑エピソードが聞けるのかと、白雪は期待したのです……。

おしゃれ好きなH氏はただの…

H氏は30代半ば。

プロフィール画像には、釣り上げた魚を嬉しそうに持っている男性の姿が映っていました。本人が何度も「ミスチルの桜井似」と言っていた鼻はたしかに存在感があるけど、どちらかというと、映画撮影中に高いところから飛び降りて重傷を負ったジャッキーチェンという感じです。

まあ、男は中身ですよね。写真写りが悪かろうと気にしなーい! ってことで、土曜日の夜に居酒屋ですべらない話を聞くことになりました。

待ち合わせ当日。H氏は『おしゃれが好き』というので、白雪は紺のボーダーTシャツに革ジャン。紺のタイトスカート。金のスタッズ付きのチェーンバッグというこなれた格好で出動いたしました。

待ち合わせ場所はゲーセンの喫煙席(腰が痛いので、座りたい)。ふとスマホから顔を上げると、遠くから小太りのちびのおじさんがキョロキョロしながら歩いてきます……。

な、なんだその紺色の着古した感満載のセーターとそのセーターの下から伸びるチェックシャツは……!!

と、頭の中で悶々としているうちに目が合い、「魔夢子ちゃん?」と彼。やっぱり、このおじさんだったのね……と内心がっかりしました。

とはいえ、今日の本題は『すべらない話』を聞くこと。おしゃれはこの際どうでもいいのです。居酒屋に入り、さくっとビールとハイボールで乾杯すると、白雪は彼にすべらない話をねだりました。

以下、彼の話を脚色なしにまとめます!!

H氏「これ話すとみんな大爆笑してくれるんだけどさ。俺、バイクで走るのが趣味で、その日もツーリングしていたのね。俺、温泉も好きで、遠出した先でさくっと温泉は行ったりするんだけど、その日も温泉ないかな~? って探してたの。そしたら、温泉の看板見つけて。そこは無人の温泉だったから、箱に100円玉入れてさっそくはいったのね。そしたら、めっちゃお湯が少ないの。ほんとに足のふくらはぎくらいまでしかなくて。…………って、そこ、足湯だったんだよね~~~~~~~!!!!!!!!」

 

はい、すべらない話でした~~~~~~~!!!!!!

 

今回の教訓『一般人は「すべらない話がある」とハードルをあげるべからず』

白雪は思いました。「すべらない話がある」なんて言ってはいけない、と。あれはプロだけに許されたものですよ。一般人が「大爆笑間違いなし」なんて高いハードル自分でかかげちゃったら、絶対飛べないから!!

あ。最後に一言いっておきますが、『すべらない話持ってます』とか『野球観戦に連れていきます』とかってのより、『おすすめのイタリアンに連れていきます』とかのほうが絶対女子ウケはいいですよ、男性の皆さん。

ちょっと年上のおじちゃんでも『趣味はひとりでおいしいものを食べに行くこと……ですが、だれかと行きたいなって最近思います。もちろん、僕がおごるので、おいしいお店は任せてください!』みたいなコメントが書かれていたら、わたし、ついていきます!!

こんなことを言うと、「食いもの目当ての女はいらねえんだよ、俺はもっと内面のきれいな割り勘してくれる女と出会いたいんだよ」と反論されると思いますが、そんな男性にはパイルドライバーを食らわせてやりたいです。

食いもの目当ての女も、食事中にあんたに惚れたら、次回から割り勘しても会いたいって思うようになるんだよ!! そんなんだから、「いいね」すらもらえず、マッチングできないまま退会していくんじゃ、あほんだら~~~!!

ハアハア……。

さて、言いたいことは済んだので、これで終わりたいと思います!!

白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。