こんにちは! 白雪魔夢子です。
今年もやってきたよ~~~性なる夜が!!
真っ赤なパンティに真っ赤なミニスカサンタの恰好をして、どうせ日本中のカップルがパコパコしているんダロウ!?
白雪は出会い系サイトハッピーメールで知り合った男性と一週間前から会う約束をし、サンタのコスを通販で1980円で購入しました。これでパコパコしてやるんやで! と思っていたところ……
見事に当日、ドタキャンされました(真顔)。
あんなに前日まで「コスプレエッチ」の話で盛り上がったのに、当日になって「家族と過ごすことになった、ごめん」ってどういうことやねん!! オモテに出ろ、コラア!!
妻子持ちだなんて一言も聞いてなかったです。
「26日でもいい??」なんて聞いてきたので、「サンタはクリスマスしかこないもんだよ☆」と返してやりました。
世界中に子供がたくさんいるように、クリスマスイブにセックスしたい男たちは山ほどいるんです。エッチなサンタ・白雪はもっと良い大人のところへ。
出会い系サイト「ハッピーメール」を覗くと、いるわいるわ、パコパコしたい男たちで溢れていました。
『今から飲み!イブに楽しみませんか?』
『こんな日は温めあいたいね』
『イブなので、オトナの意味で楽しみませんか?』
そんなピンク色のメッセージがずらずら。
そのとき、ふとこんな寂しいメッセージが目に留まりました。
『○○(地名)で待ち合わせていたら、友達にドタキャンくらって一人でヒマすることになりました……。どなたか遊べるよ、という方いませんか……?』
私より不幸なやつ見つけた……!!
写真には赤いニット帽をかぶったえびす顔のイモっぽい男性が映っています。クリスマスのために購入したニット帽なのでしょうか。お前もドタキャンされたんか……つらいのう。
ガンバレルーヤよしこ似の純朴な青年ヒロシ
彼の名はH氏。いや、もうアルファベットじゃなくて、名前で呼んでしまおう。『ヒロシ』。
哀愁漂うメッセージを掲示板に投稿したヒロシのプロフィール文章は痛々しいほどに明るいものでした。
『はじめました!プロフィールを読んでくれてありがとうございます!
こう見えて、パーティピーポーです!楽しいこと大好き!犬も大好き!猫も大好き!世界が平和ならそれでいい!
仕事は運送業で、休みは不定期。なかなか休みが取れないのですが、車内では常に音楽をかけてのりのりで仕事しています!休みの日には心友と外で遊ぶことが多いかな!(以下略)』
なかなか休みが取れないのに、心友に約束をドタキャンされたヒロシ。
ルックスの欄は20代なのに『おじさま系』にした謙虚なヒロシ。
嗚呼、ヒロシ……。キミは今、どこで時間を潰しているんだい? カップルだらけの喫茶店で、ひとりコーヒーをすすっているのかい……?
白雪はすっかり田舎のおふくろのような気持になり、メッセージを送りました。すると、秒速で返事がかえってきました。
「イ○ンの駐車場で車の中でテレビを見ていました」だって。
ヒロシ……!!
キミ、イブに車で友達を迎えに行くはずだったって、それ足に使われていたんやないの!?
決めた!!
わたし、今年はヒロシにあたし(カラダ)をプレゼントするわ!!
デンマのスタンプのせいでドタキャン
時刻は9時。どの家にも明かりが灯っています。恋人同士はワインでも飲みながらそろそろいおっぱじめる頃でしょう……。
いつものセブンイレブンの駐車場にヒロシは来てくれました。大きめのワゴン車。パーティピーポー(車係)のヒロシは友達を乗せることを考えてこの車を選んだのでしょうか。どこまでも優しい男です。
車に乗り込むと、中はとても温かく、ヒロシは写真の通りのえびす顔でした。ガンバレルーヤのよしこちゃんに似てんなあ。
白雪「実はわたしもドタキャンされちゃって、今日」
ヒロシ「そうなんですか! 一緒ですね~~!! ドタキャンつらいっすよね」
白雪「うん、つらい~~。仲良しの友だちだったの?」
ヒロシ「飲み仲間のつながりで知り合った仲良しの女の子だったんですけど、今日、待ち合わせの時間にこなくて、連絡したら、風邪ひいた、って……」
白雪「えー、ひどい。最初に連絡くれたらいいのに」
ヒロシ「いやーでも、俺、ちょっとドタキャンされるかな……って思ったんですよね。昨日。やらかしちゃって」
白雪「なにしたの?」
ヒロシ「LINEで話しているとき、デンマのスタンプ連打しちゃったんです」
で、デンマのスタンプ……!!???
たしかに見せてもらうと、本当にデンマのスタンプでした。
デフォルメされたデンマのイラストが、ぶいんぶいん動いています。
ヒロシ「おもしろいかなって思って……」
ウケ狙いのために全力をつくす感じ、嫌いじゃないよ……! でも、ヤリモクビッチじゃない女の子に震えるデンマのスタンプ送るのは本当にやめたほうがいいよ!!
夜景の見える山の上でカーセックス
白雪とヒロシは車を走らせながら、話をして時間を過ごしました。ちらちらと見える国道沿いのラブホの電子掲示板。『満室』の表示。
ヒロシは「今日は何時まで大丈夫なんですか?」と聞いてきました。「何時でもいいよ」と白雪が言うと、ヒロシは「じゃあ、夜景を見に行きますか」と言いました。
「人がほとんど来ない、絶景ポイントがあるんですよ」
初対面の男性が相手だと人気のない場所なんて怖いと思っちゃうのに、ヒロシはイイ人がにじみ出ていて、全然怖くありません。
わたしたちは山にのぼり、夜景を見ました。田舎の町の控えめな夜景。でも、とってもキレイ。あ、あそこらへんが市役所かな? なんて分かるのもいいよね。
ヒロシの顔を見ると、鼻をすすりながら満足げに夜景を眺めています。
外は耳が痛いほどの寒さ。わたしたち以外誰もいません。そのときふと気が付きました。
ここなら……やれるんでない……?
白雪「寒くなっちゃった。中はいろ」
ヒロシ「うん」
車に戻ると、白雪は後部座席に乗り込みました。
ふしぎそうにしているヒロシに「こっち来て」と誘導すると、ヒロシは素直に後ろに乗ってくれました。
ヒロシ「なんか……運転席に座るより距離近くて緊張する……へへ」
俺、あんま女性と二人っきりにならないから、と恥ずかしそうに語るヒロシ。
そのヒロシのズボンのうえからチンチンをさわると、かちかちになっていました。
沈黙が流れました。でも、いやな沈黙じゃない。ヒロシはなにかを悟ったのか、長い沈黙の後、おずおずとズボンを脱ぎました。パンツをズリ下げると、巨大なチンチンがびょん!と出てきました。
ヒロシ「こ、これで、いいすか……」
か、かわいいい~~~~~!!!!
ヒロシは21歳。ふだんならパンツのなかに入ったムレムレのチンコなど舐めたくない白雪ですが、この純朴な青年のそれは違いました。
ツーンとするイカ臭さはなし。巨大なチンコをぱくんとすると「あう…」とヒロシが息を吐きました。
じゅっぷ、じゅっぽ、じゅぼ!! じゅぼ!!
亀頭をパクッと口に含み、竿を根元まで飲み込んでいくと、
「っ、あ、……っ!!」
息をシーシーと吐きながら、ヒロシが腰を浮かせました。耐えているヒロシが可愛くて、白雪は口の周りをべとべとにしながら、フェラし続けました。
今回の感想『ロンリネス同士盛り上がれました☆』
そのまま10分ほどフェラを続けていたところ、車のヘッドライトがパッと見えて、ヒロシは慌ててズボンを履きました。
「と、友だちだったらやばい!!」と言いながら、運転席へと逃げ帰るヒロシ。
ヘッドライトの主は本当にヒロシの友だちでした。交友関係が広いというのはウソではなかったみたい。
カラダのプレゼントはできなかったけど、ヒロシにとって、今日は楽しい夜になったかな……? なったらいいな、と思った白雪でした。メリークリスマス!