ただテレビ受けを考えれば、浜崎あゆみが「Movin’on without you」を歌うという企画には話題性がある。彼女は今年2年ぶりとなるミニアルバム「TROUBLE」をリリースしたが、初週の推定売上枚数は1万8,360枚とかなり微妙だった。昔の曲ならいざ知らず、今の楽曲を知っている一般層は少ないのではないだろうか。そして浜崎あゆみは今夏の『2018 FNSうたの夏まつり』でも自身のヒットした夏歌を披露しており、昔のヒット曲はもう歌い尽くしてきた感がある。
そもそも浜崎あゆみは今回、「スペシャルコラボ」企画に出るのだから、「Movin’on without you」をチョイスするのは自然な流れだ。宇多田ヒカルにとっても今年は20周年を迎える年なので丁度いい。
唯一心配なのは、浜崎あゆみのコンディションだ。『2018 FNSうたの夏まつり』では、一人だけ生放送ではなく収録だった浜崎あゆみだが、収録日は全身が相当“むくんで”いたようだった。「別人レベル」と驚いた視聴者が続出し、普段のInstagramの写真と見比べてみても確かに別人。また肝心の歌声も「高音が出てない」「全盛期の曲はキーが高すぎる」などの指摘が相次いだ。
冬ver.では「やっぱり“あゆ”はすごい」と視聴者を納得させるパフォーマンスを期待したい。
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