12月11日に元AV女優の蒼井そらがブログを更新。「この度、新しい命を授かりました。今、妊娠5ヶ月になりやっと安定期に入りました」と、妊娠を発表した。
しかし彼女は同ブログで、「AV女優が子供を作るなんて子どもがかわいそう。結婚発表をした時、そんな言葉を目にしました」とも吐露。そのうえで「AV女優の親だと不幸なのか。それとAV女優の親じゃなければ幸せなのか。子どもが将来【絶対】にいじめにあう そういう確率は高いと【思う】 絶対とか、考えれば分かるみたいな話ってあなたの価値観だよねって」と自分自身の考えを綴っていた。
それでも実際に、蒼井そらの妊娠発表に対して、「生まれてくる子どもは将来イジメられそう」「自分の母親がAV女優だったら嫌だな」といった声が出ている。またメディアで大衆に向けてコメントをする立場の遠野なぎこですら、『バラいろダンディ』(TOKYO MX)で「誰が親のセクシー姿を見たいですか? そんな子供いますか世の中に?」「こんな風に公表すべきだったのか…… それは彼女のエゴ」などと批判している。
しかし「子供を産みたい」というのは、どうあがいても親のエゴでしかない。子供にポルノを見せること自体が虐待にあたり、子供が「親のセクシー姿を見たくない」以前に、見せなければいいだけの話だ。そして自発的にポルノを探して見るような年頃になれば、分別もつくのだから、親子で話し合えばいい。そこを他人があれこれ先読みして叩くのはおかしくないだろうか。
そもそも他人の妊娠に“批判”の声が上がるのは異常なことだ。「イジメられそう」という言葉は、「イジメられても仕方がない」と同質。声を大にして彼女を叩くことは、彼女の子供を生まれる前からいじめているのと同じだろう。AV女優の子供に偏見を向けているのは、他ならぬ自分たちだ。
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