
「anan」(マガジンハウス)No.2069
田中みな実が司会を務める帯番組『ひるキュン!』(TOKYO MX)の17日放送で、国際結婚した夫婦の性生活にアドバイスする場面があった。
この日、イライラエピソード吐露のコーナーに登場した女性が、18歳年上のトルコ人の夫が「夜を求めすぎる」との不満を告白した。女性は場所や女性の体調などを考慮せず、ところ構わず求めてくる夫に困っているという。
しかし田中みな実は、「ないよりは絶対あったほうがいいと思うし、夫婦の絆ってそこが大事だと思う」「奥さんが断りすぎるのもよくないと思うの」と、セックスフルを肯定した。
確かにセックスレスからセックスフルの状態に戻すのは難しく、お互いに満足のいくセックスを継続していけることは夫婦として大事ではある。ただ女性側の体調も考慮せずヤろうとしてくるのは、夫婦であってもレイプと同じ。それでも不倫よりはマシだと思う女性もいるだろうし、一方的に性欲の捌け口にされる屈辱を覚える女性もいるだろう。そこはケースバイケースだ。
とはいえ田中みな実といえば、「セックスレス関係に陥ったことはない」でおなじみ。同じく『ひるキュン!』にて、過去に「セックスを断らない」と明かしたことがある。
番組では43歳の主婦による、「10年以上夫とセックスレスの状態のため、性格や収入に不満があるわけではないが、離婚をしたいと考えてしまっている……」とのお悩みを紹介。家族問題評論家の池内ひろ美(54)が「夫婦仲が悪いとかではなく、夫の性欲が薄くなることはある」と言い、離婚は早計ゆえボーイフレンドを作ってしまえばいいとアドバイスした。
そのうえで、セックスレスの定義は以前は“1カ月”セックスがないこととされているが、日本の既婚者のセックスレス率は44.6%(男性36.2%、女性50.3%)で、世界の中でも断トツ一位なのだとのデータが提示された。
これを受けてNON STYLE井上裕介が「昔の彼氏と1カ月してなかったこととかあるやろ?」と質問したのだが、田中は「ない……」と否定した。さらに番組では「レスの原因は女性が男性からのセックスの誘いを乱暴に断ってプライドを傷つけるから」とも述べられたが、その際にも「疲れている時などは、拒否したことくらいはあるでしょ?」と聞かれ、田中は「無いです」。井上は「みな実の性欲が止まんねえな~」と茶化したが、性欲なのか従順なのか。
田中みな実は今年11月17日に放送された『車あるんですけど…?』(テレビ東京系)に、先輩アナウンサーの安東弘樹とともに出演し「私は結局、恋愛至上主義」「甘えさせてくれない男性だったりすると、相手に合わせちゃう。好きな人には尽くすんです」と話していた。求められたらNOと言えない、ということなのかもしれない。彼女自身は乗り気じゃなくても受け入れてきた可能性もある。相手に合わせなくて済む自然体の恋愛ができればいいのだが。