
清野菜名 公式Instagramより
女優が「脱ぐ」、しかも上半身をすべてカメラに晒し、映像として公開されるとなると、大きな話題となる。テレビでトップレスが流れることはまずなくなったため、その現場は主に映画だ。過去には真木よう子や沢尻エリカ、最近では満島ひかりや二階堂ふみが「脱いだ」として騒がれた。
「脱ぐ」ことをマイナスに捉える風潮も未だ根強い。落ち目であるとか、エロで客を釣ろうとしているといった見方をされてしまうのだ。しかし彼女たちにとって「脱ぐ」ことは仕事の一貫であり、外野が騒ぐような意図とは別だろう。そして「脱いだ」からといって価値が落ちるということは全くない。その証拠に、若い時期に「脱いだ」女優であっても、その多くは媒体を問わず縦横無尽に活躍しているからだ。
昨年10月期に放送されたドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で、ヒロイン役を熱演して話題になった女優の清野菜名も、19歳の時に「脱いで」いた。
清野菜名が「脱いだ」のは、園子温監督映画『TOKYO TRIBE』だ。ヒロインのスンミ役に抜擢された彼女はバストトップを披露している。2015年発売の「週刊女性」(主婦と生活社)に掲載されたインタビューで彼女は、「この役が決まる直前まで、私は絶対脱がないと思う、と女優の仲間たちに言っていたんです」と振り返る。
しかし「状況的に考えたら、これはチャンスだと思い直して。高い壁だっただけに両親にも相談してから決意しました」と裏話を明かしていた。同作以降も彼女はキャリアを重ね、映画やドラマ、CMなど多数出演するようになった。
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