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キレやすい女性は「フェルトの帽子、ニットのワンピース、ブローチを付けている」!?

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 Photo by Kristin from Flickr

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 2月26日に放送された『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)では「女性に対する些細な疑問全部解明SP」と題して、この番組でお馴染みの女性評論家がスタジオに大集合し、男性が感じるさまざまな女性の疑問について解き明かしていた。同番組では先月も「見てはいけない女の真実SP」と題した、女性に特化した企画で女性評論家スペシャルを放送していたのだが、その時もなかなか興味深い内容で、いろいろと驚かされることがあったのでレビューにも書かせていただいた。

 今回はその続編という感じで、女性である私も初めて知った、女性の行動についての疑問が解明されていた。まず最初は「何で女同士って、あそこまで長時間しゃべれるの?」という疑問から始まった。これは、番組に寄せられた一般男性アンケートの中で、一番多かった疑問だそうだ。「オチも付けずにずっとしゃべり続けるのがすごい!」と、MCの明石家さんまも女性の“長時間耐久おしゃべり”に感服していた。

 そのアンケートの中身を見てみると、

「話に割り込もうとしても、無言の時がないので割り込むこともできない」(47歳会社員)
「『眠いからもう寝る』と言って眠そうだった嫁が、友人からの電話に出ると1時間以上も話していた」(49歳会社員)

 というコメントが寄せられていた。これに対してMCの加藤綾子アナウンサーも「あっという間に2、3時間とか電話しちゃいます~」と共感するのであった。

 この疑問には認知科学評論家の中野信子先生が解説してくれたのだが、男女の脳に違いがあって、女性は脳の中の“上側頭回(じょうそくとうかい)”という部分が男性よりも大きいそうだ。これは言語コミュニケーションを司る場所なので、女の子は幼少期のころからしゃべり始めるのが早いし、「しゃべっているほうが普通」なのだとか。反対に男性は男性ホルモンの影響で「黙っているほうが普通」だそうだ。男性なのに、年がら年中しゃべり続けて話が止まらない“おしゃべりモンスター”のさんまちゃんには驚きの情報である。あれだけしゃべれるということは、女性脳に近いのか、はたまた男性ホルモンが少ないのだろうか?

 なんでも、女性は会話の中で結論が出ると話が終わってしまうので、本能的になるべく結論を出さないようにしているのだとか。結論の前にわざと別の話題を振って会話を持続させているそうだ。だから、オチもないし、結論もないらしい。ふむふむ、確かに女同士の会話って話題がポンポン飛ぶことがあるかもしれない。まさか、それが本能からやっていたとは~。

 しかも、面白い人の話だとオチが付いて終わってしまうので、次の人が会話しにくいということで「女性同士の会話はつまらないほうがいい」のだとか! そ、そうなのかな~? 面白くて話が止まらないっていうこともあるような気がするけれど。

 お笑い好きな女性がテレビ番組を見ていて“オチ”を楽しむということがあるが、それは自分がその場に直接参加しているわけではないので、コミュニケーションをとっていないから単純に楽しめているのだとか。

 また、女性のおしゃべりには「ギャンブルと同じ快楽がある」そうだ。マーケティング評論家の牛窪恵先生によると、暇つぶしで始まった会話が、しゃべる内にどんどんドーパミンを分泌させ、それが快楽になって止められなくなるのだとか。

 そんな“話すことが快感の女性”と“性的な欲求が快感の男性”というのは、取引関係にあるそうだ。法律評論家の堀井亜生先生によると、デート中に女性がダラダラ話すのを男性がずっと聞いているのは、その先に対価である女性とのHができるから、自然と黙って聞いていると言うのである。男性は無意識にその後の対価を期待して女性の話に付き合っているらしい。お互いに別の快感を求め、満たされている間は交際は上手くいく傾向にあるのだとか。

 そして、心理評論家の植木理恵先生によれば、女性がストレスを軽減できる一番の方法が、しゃべることだそうだ。女性は失恋したら女同士で集まって、別れた男の悪口を言い合うことで、どうでもよくなって飽きてくるらしい。男性は心に秘める傾向があるので立ち直りが遅いが、女性は話すことで発散するため立ち直りが早いそうだ。女性って逞しい!

浮気する女の性質

 ゲストに訪れていたEXILEのMATSUと格闘家の秋山成勲からも質問があったようで、「女性の性格の見分け方で良い方法ってないの?」というのが挙げられた。例えば一途な女性というのは「不安傾向が高くない人」なのだとか。中野先生によると、「不安傾向の高い女性」は自分の不安を埋めるために浮気をすることがあるらしい。束縛する女性も浮気する傾向があるのだとか。自分が浮気しているからこそ、彼の行動が気になって束縛するらしい。流行り好きな女性も一途ではないそうだ。トキメキを求めて新しい男性と浮気に走る傾向があるらしい。浮気に走りそうなタイプには結構いろいろあるもんなんだ。

 でも、浮気したら彼氏にバレるんじゃないかと、また余計な不安要素が出て来そうな気がするなぁ。彼氏が彼女を大事にしていれば解決しそうだが、不安傾向の高い女性はいつまで経っても不安感に付きまとわれるのかもしれない。

 また、「キレたら怖い女性の見分け方」についての質問が出ると、植木先生が

「フェルトの帽子を被って、ニットのワンピースを着て、ブローチを付けてるような人がキレます」

 という、もの凄いピンポイントな格好をしている女性を挙げていた。ちょっと~、何それ~っ! スタジオが大爆笑に包まれて、さすがにさんまちゃんからも「キレない人も着るわ! ファッションや!」と思いっきりツッコミが入った。植木先生いわく、全身全部同じブランド品でキメていたりする人などもこれに当てはまるそうで「いつも自分の世界観を大事にしている人」がキレ易いということだそうだ。確かに、独自の強いこだわりがある人は性格的にも頑固な人が多そうだから、キレたら怖いかもしれない……。

 どうやら、女性というのは恋愛してもおしゃべりしても、やたらドーパミンが分泌される生き物のようである。おそらく、上記のような世界観の統一された格好をしている時も、気分の良くなった女性はドーパミンが分泌されて快楽を感じているのだろう。女性は男性よりも日常生活の何気ない行動の中で、快楽を見つけ出す能力に長けているのかもしれない。もしかしたら、女性の平均寿命が男性よりも高いのは、そのせいだったりするのだろうか? 男性も女性のように長時間おしゃべりできるようになったら寿命がちょっと延びたりして!?

テレ川ビノ子 / テレビが大好き過ぎて、頼まれてもいないのに勝手にテレビを全般的に応援しています。おもしろテレビ万歳!

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テレ川ビノ子

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