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【出会い系実況】出戻りました。号泣しながらセックスをした夜

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18禁出会い系実況

18禁出会い系実況!

こんにちは!白雪魔夢子です。

2月27日。ワイは『180㎝のイケメンと付き合うことになった。だから引退する』と述べました。

その言葉通り、この一か月間は毎日彼のことを思い、毎日3時間ほど通話し、岩手と大阪の距離など愛で埋まるわー!! と思っていました。毎日朝起きては「T氏……はあ、好き」と呟き、胸を納め、己の幸福に酔いしれていたのです。

………じゃあ、なんで今、こうしてペンをとっているのかと言うと……。

 

フラれたからだよね(もう面白いことを言う気力もない)

 

彼はたしかにイケメンでした。身長も高かった。そしてセックスも上手だった。

しかし、うさんくさい仕事をしていたのです……。彼の底抜けに明るい、陽のオーラは怪しげな仕事からきているものだったのです……。

「今度大阪に来るときは俺の家族を紹介するよ!」というので、めっちゃウキウキしていたら、よくわからんおばさんとおじさんたちに囲まれました。

白雪がまだおぼこい19歳とかだったら、それでも彼を信じて大阪に移住していたかもしれない。でも、34歳の酸いも甘いも噛み分けた熟女になりつつある、白雪には盲目になることはできなかったの……。

その夜、ホテルで彼を問い詰め「あんな変な仕事、T君のためにならない! 今すぐやめて!」と叫び、「あんな、なんて言うなよ!」と言うT氏に枕をぶつけ、チューハイ片手に「わたしとどっちとんのよ!」とつばを飛ばしまくった結果……

「魔夢子ちゃんと俺は合わない」

と言われてしまったっていうね……。

 

うおおおおおおおおお!!!!!!
くそがああああああああ!!!!!!
ガコッガコッガコッ!!!!!(缶チューハイを蹴りつぶす音)

 

三月に入り、誕生日を死んだ魚のような目で迎え、仕事もせずカイロソフトの『ゲーム発展途上国』をひたすらプレイし、やっと、やっと今週に入りメイクをする気力が出てきました。

メイクした次の瞬間には出会い系アプリにログイン!!
そして、プロフィール写真を撮りなおし、プロフィール文を変え、完全男漁りモードに切り替わったのです。

白雪魔夢子は、男で受けた傷は男で癒す女!!
もう結婚したいなんて甘っちょろい夢は抱かない。
男なんてティッシュのようにヤリ捨てしまくってやるんだYOOOOOOO!!!!!

そんな気持ちで出会い系にログインし、一言メッセージに『今日これからデートしたいな♡』と投稿。
メッセージを投稿して5分後にはS氏とマッチングしていました。

夜のデートに連れて行って♡

ほとんどメッセージのやりとりもないまま、ただ『家が近い』というだけでS氏と会うことを決めた白雪。
失恋ハイになっていたのかもしれません。

「1時間後に会える? ホテル行きたいです。めちゃくちゃセックスしたい」
「明日、休みですか?? 泊りがいいな」
「無理かな? であれば、いいです! ごめんなさい!」

と彼の返事も待たずに連投。

彼から「今仕事中で、あと1時間待ってもらえますか??」と連絡が来たときにはほかに数人とやりとりをしていたのですが、一番真面目そうなS氏とセックスすることに決めました。

チャラい男に雑にセックスされたら、まだぱっくり開いている失恋の傷口が膿んでしまいそうだもん……。

S氏と出会えたのは夜8時過ぎ。
S氏はメールの印象通り、真面目な雰囲気の40代男性でした。
スーツ姿もイイ感じにくたびれていて、一言で表現するなら『昼休みに公園でひとりでサンドウィッチを食べていて、足元の鳩にちょっとパンをあげちゃう中年男性』って感じ。

「お腹空いてますか?」と言われて「全然空いてません!」とわたし。

ほんとにね、ふられてからわたし、3キロも体重が落ちたの。
食事なんてとらなくてもいい。ただ、肌を交えたい。あったかい体温に飢えていたの。

S氏に優しく抱かれて……

ホテルに到着すると、白雪はS氏に甘えまくりました。後ろから抱き着いてぎゅーっとして、「苦しいですよ~」と言うS氏にさらにしがみついて「どうだ、重いだろう!」なんて言ってみたり。

S氏は笑いながら「そんな子はくすぐりの刑だ~」と白雪をベッドに運ぶと、こちょこちょしてきました。

白雪「やめてやめて、あははははは」

手足をばたばたさせながら暴れていると、ふいにS氏にキスをされました。

白雪「ん……、む、う……ん」

S氏が口を離すと、今度はわたしのほうから彼の頭を押さえてキス。
シャワーも浴びていないまま、ふたりで競うようにお互いの服を脱がせ、合体しました。

S氏「……なんで泣いてるの?」
白雪「泣いてる?」
S氏「涙出てるよ」
白雪「あ、花粉症だから! わたし!」

S氏は優しい男性でした。「大変だね」と言いながら枕元のティッシュをわたしに差し出してくれて、わたしはいつの間にか号泣しながら一心不乱に鼻をかんでいました。

白雪「ごめん、化粧とれちゃったけど、再開していい?」
S氏「うん。だいじょうぶ。おいで」

S氏に丁寧に愛撫され、白雪は鼻をすすりながら彼の背中を撫でていました。
正常位で合体するとき、ふと大阪の彼の顔が浮かんで、そうか、終わっちゃったんだなあ、とぼんやりと思いました。

たった一カ月の恋だったけど、毎日全力で恋をしてたなあ。
彼のLINEをひたすら待って、LINEが来るとそっこうで返信して「忠犬ハチ公みたい。俺、めっちゃ愛されてるやん」なんて言われてさ。
そのうち彼の口調をまねて「せやねん」とかわたしも使いだしたんだよなあ。
エンドレスで聞きまくった『大阪LOVER』の歌はもう聞かないかもなあ……。

白雪「S氏、もっとぎゅーっとして!」
S氏「うん。苦しくない?」
白雪「もっともっと、押しつぶして!」

S氏に体重をかけてもらって、S氏の体をギューッと抱きしめてもらうと、S氏の体温を感じられて、白雪は一人じゃない、と思えました。

2回エッチした後、S氏はぽつりと「俺、もう10年彼女がいないんだ」と言いました。

S氏「だからさ、付き合うってどんなことか忘れつつある。魔夢子ちゃんはいま、とっても辛いと思うけど、ちょっとうらやましい気持ちもあるよ。俺で良ければ、いつでも呼んでよ。ぎゅーってするよ」

その言葉が嬉しくて、「じゃあ、絶対また会おうね」と約束して、彼と朝方別れました。

人と付き合う。肌を合わせる。それは傷つくことのはじまりであり、満たされることのはじまりでもある。
わたし、やっぱり出会い系をやめられないなあ。

朝日が差し込む道路。ぴりりと冷えた空気のなか、白い息を吐きながら歩いていると、妙に清々しい気持ちになりました。

今日からちゃんと朝起きて、仕事して。週末はセックスする!!

これからも転んでけがしてまた傷口に唾を付けて、歳をとっていく。それって割と良い人生かもしれないな、と思えたのです。

 

今回の教訓『出会い系で傷つき、また癒される』

七転び八起き、ということわざがあるとおり、白雪はまた転ぶかもしれませんが出会い系をやめませんッ!!
出会い系バンザイ!! 続く……ッ!!

白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。