
中村俊介公式ブログより
俳優の中村俊介が9日、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演。そこで語られた結婚相手に求めるちょっぴり独特な条件が話題になりました。
同番組では、かつて「彼氏が遊びに来てもすぐ帰ってほしい」というドライな恋愛観を披露して話題となった女優の遊井亮子の紹介として中村俊介が登場。結婚願望がないという遊井とは対照的に、中村は「結婚願望はずっとあります」と宣言しますが、そのうえで、全20項目にも及ぶ「結婚相手に求める条件」を挙げました。下記、その一部を抜粋します。
「自分より料理ができる女」
「自分より掃除ができる女」
「自分より洗濯ができる女」
「ミニスカートを履かない女」
「黒のロングヘアーの女」
「ゲーム好きの女」
「漫画好きの女」
「引きこもりの女」
「好きな芸能人はゴリけんの女」
「海好きじゃない女」
「虫を見て『キャー』って言わない女」
「メスクワガタを『ゴキブリ』といわない女」
「記念日にうるさくない女」
「恋愛経験が少ない女」
「時折言葉遣いが荒い女」etc etc…
とくに料理については、中村さん自身が「鶏モモに下味をつけてからあげを揚げたり……」と言うほどの腕前なため、料理が不得手な女性について「料理ができないこと自体、女と思ってない」とバッサリ。ほかにも「古風な女性が好きだから、あまり露出はしてほしくない」「海ほどハレンチな場所はない」などと持論を展開しました。
これには、主に女性視聴者から「こじらせすぎ」「モラハラ男っぽい」「考え方が過去の遺物」「令和なのにひとりだけ昭和的な女性観」「キモい」などと総スカン! 炎上を招いてしまいました。
たしかに、女性に「料理」「掃除」「洗濯」という家事スキル(しかもハイスペック)を求め、「料理のできない女は女じゃない(意訳)」などと言い放つ強烈コンボは、共働きかつ男女平等が当たり前の現代女性から反感を買って当たり前。令和はいくらイケメンであっても、不用意な発言をすればたちまち炎上する世の中になりました(しみじみ)。
しかしですね、中村俊介さんが挙げた「女性の条件」を冷静に分析しませば、なんだかおかしなことになってしまいませんか?
まず、なんだかんだ料理や家事スキルを女に求める古風好みな男ってまだまだ世の中に多いじゃないですか。そのうえ黒髪ロングで膝丈の花柄フレアスカートなんかを着ている「清楚系女子」というのは、まあおモテになられるでしょう……こういうのを突き詰めていくと、「プロ彼女」が誕生するのでしょうか。それゆえ、中村俊介も「フツーに男が理想とする女」が好きなんだな……と思ってしまいます。
しかしこれはミスリードでした。だって、終始一貫「男にとって理想的な女」に準拠させるというならば、「引きこもりじゃなくて明るくハッピーな女」や「カブトムシにすら『キャーッ♡』と悲鳴を上げて、男に助けを求め出す女」「大和撫子のごとき麗しい言葉遣いをする女」……の方が、モテそうじゃないですか? ところが中村俊介さんは、それは求めてらっしゃらない。この相反した「女性像」とは、いったい何なのか。
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