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最先端エロスを見て、触れて、感じる「ラブグッズ展示会」に行ってみた!

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 一方、男性用グッズをドイツが作るとこうなります。

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ドイツのアダルトグッズブランド「Fun Factory」より。

 まるっこいフォルムで、ミニカーっぽいデザインは、日本のそれとは明らかに趣きが違います。「亀頭の先端に振動で刺激を与えるもの」と説明を受けましたが、指を入れたホモくん曰く、「うん、ドイツ人なら亀頭だけだろうけど、日本人はもうちょっと奥まで入るだろうね」と。なるほど、サイズ問題ね。実際、この「Fun Factory」は女性向けのバイブも充実していますが、そちらも全体的にかなりビッグです。

 カップル向けグッズ

 華やかなブースが立ち並ぶなかで、ひと際、目を引いていたのがカラフルなバスグッズ。香りによって色が違います。こうやってディスプレイすると、なんてかわいい!

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あわあわ&ぬるぬるなバスタイムを。

  もちろん単なる入浴剤ではありません。お風呂用のローションで、湯に溶かすと表面が泡あわに! そしてお湯の中は、あったか~くて、ぬるぬる。ふたりで中に入って身体をすり合わせると気持ちよくて、エロい気分が盛り上がるような、それでいてほっこりするような、つまりふたりの仲が深まることは間違いありません。全色揃えて「今日は、どれにする?」と声をかけあえば、一緒にお風呂に入る機会も増えそうです。

エロメン旋風に巻き込まれた!

 今回の展示会で、最も強く体感したのが「エロメンブーム」のアツさ! 一徹さんを筆頭としたエロメンの人気はもはや常識で、今更語ることではないかもしれませんが、会場でエネルギーが渦巻いているところがあって、そこに目を向ければエロメンと女性ファンがいる……という状態でした。

 ショーケースにバスローブ姿のエロメンが入って、写真撮り放題。しかも、時には上半身裸のサービス付き♡

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写真、甘くてスミマセン! マネキンになった一徹クン(左)、倉橋大賀クン(右)

 販売ブースに目を向ければ、スタッフユニフォームを着て商品をアピールする様子が、とてもフレンドリー。こちらも写真撮り放題! なんて気前がいいんでしょう!

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エロメンが売り子に! (左)有馬芳彦クン&倉橋大賀クン (右)有馬芳彦クン&月野帯人クン

  ホモくんと並んで、ミーハー丸出しでスマホのカメラを向けました。「桃子と来てよかったよ、俺だけだったら男ひとりでここに入っていく勇気ないもん」とひとこと。そうだね、エロメンの後押しもあって、今はこうして女性が明るく性を愉しめるようになってきたけれど、LGBTのみなさんにとってはまだ扉が開かれていない場面ってものすごく多い。ゲイカップル向け、レズビアンカップル向けの商品も多くあったし、第2回が開催されるのなら、そこにもっともっと光を当てるとより意義深い展示会になるのではないかと感じました。

 会場にはステージが設けられ、トークショーやライブなどが開催されていましたが、一部のトークショーを除いては、物足りないものばかりでした。B級アイドルのライブが、“おとなのエロス”なの? B級のよさもあるのはわかりますが、如何せんウルサイだけのステージで……。だったら女性の身体の美しさと、官能的な表現を追求したポールダンスやバーレスクを見せてくれたほうが、よほどエロスを刺激されるし、勉強にもなります。

 と、やや消化不良感があるものの、こうした展示会が開催されたことに、まずは意義がある。続けばもっといいけど、何しろ第1回。一度上がった幕がこのまま閉じずに、さらにグッズの世界の奥行きへと案内してくれることを願います。まだまだ未来のあるジャンルだと思うから! 私も微力ながらお手伝いできればなぁと強く感じたイベントでした。

 

■桃子/オトナのオモチャ約150種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。ブログtwitter

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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