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「クリムトみたいにセックスしたい」とのたまう40代男がタダの鬼畜だった

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こんにちは! 白雪魔夢子です。
ジュエリー大好きな白雪はキンピカ好き。キラキラしているものを見ると、心が浄化されていく気がする……そう思わない?

そんな白雪の家にはクリムトの絵が飾られています。

元彼と付き合い始めの頃、喫茶店に飾られていた『接吻』の絵を見て、「これはわたしたちよ!!」と思って8万で購入したのですが、友達に自慢したら、「あれって不倫の絵ってウワサだよね? あの2人が立っているのは崖の上で、追い詰めらていれるからこそあそこまで2人はお互いを求めあう……って聞いたことあるよ」とボロカス言われて、「わたしと彼は別れないもん!!」とキレたあげくに三カ月で別れたという歴史のあるシロモノなのです。

……ふう。

とはいえ、クリムトの絵自体は変わらず大好きな白雪。東京でクリムト展があると聞いて、ずっと気になっていました。ペアーズの一言メッセージに『誰かクリムト展に一緒にいきませんか?』と書いていると、D氏という男性から連絡がありました。

芸術が好きだというD氏

D氏は40代前半。プロフィール写真はやたらと黄色いセピア加工が入った写真でした。和牛の水田さんみたいな雰囲気のソフトモヒカン男性。口にリンゴを咥えてるのかと思ったら、口元に雑に赤いマジックで二本線が引かれていただけでした……。一体なにがしたいんだ??

顔はばっちり映ってるし、赤い線を口元に2本引いたくらいじゃ顔バレは防げないだろうし、顔を見せたいなら普通に撮ったほうがいいんじゃないの?? なにこれ、アカデミックなの? こういうのが21世紀のイケてる肖像画なの?

とはいえ、彼のプロフィールには好きな芸術家が書かれており、その中にクリムトの名前があったところに胸キュン。

D氏の入っているコミュニティには『美術館巡り』というものもありました。『たっぷり♡愛し合いたい』(男女が絡み合ってキスしているトップ画像)というマイナーなコミュニティにも入っていて、婚活向けのアプリでそのコミュニティに入るのはどうかと思う……と思ったけど、セックスが好きなんだなーということは分かったのでOK、OK。

よっしゃ、今週は遠征してD氏とクリムト展にゴーだ!! そして、夜はラブホに泊まろうっと!

クリムト展を堪能したよ

待ち合わせ当日。D氏は少し遅れるというので、白雪は東京駅周辺の大丸(デパート)をぷらぷらと見ていました。日傘が欲しいんだよな~~と思い、見に行ったらちょうどセール中でお値段8500円也。あほか!! こっちはイオンで売ってる2900円の日傘すら高えと思って買わない女だぞ!!

そんなふうに頭の中でツッコミをいれながら商品を見ていると、D氏から着信。「いま支度が終わった」というので、白雪もすぐに上野に向かいました。

この日は平日。事前にメールしていた時にD氏は「平日だし、もうクリムト展が始まって結構経ってるからきっと空いてると思うよ」と言っていました。

その言葉を信じて、上野の東京都美術館に向かったら……甘かった!!!!
展覧会から時間が経っていようと平日だろうと夕方だろうと関係なくクリムトは人気だったのでした……。

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結局、15分ほど並んで券を買い、さらに15分ほど並んでやっと入場。

中もすごい人だったので、白雪と彼は人の頭の後ろから絵を覗いて回りました。

クリムトの絵はさすがの美しさでした~~。クリムトは人物画のイメージが強かったのですが、風景画もとっても素敵でした。ふとD氏はどこにいるんだろう? と気になり、振り返るとD氏は遠くで真剣な顔でパネルの文字を読んでいました。へ~~、本当の美術好きな人は作品だけじゃなく、作者の生い立ちとか作家の歩んできた歴史が気になるのね~~。

クリムトみたいなセックス観!?

クリムト展のあと、我々はD氏のおすすめというオシャレなパスタ屋で乾杯しました。
話す内容はもちろん、さっきのクリムト展の話!

白雪「クリムトは当時の有名な女優さんとか権力者の奥さんに自画像をいっぱい書いてたけど、分かるな~~。わたしもお金をたっぷり持っていたら、クリムトに自画像書いてほしいもん!」
D氏「たしかにクリムトは女性の絵がほんと上手だよね~。でもさ」

そこでD氏がにやりと笑いました。

D氏「クリムトのモデルになったら、襲われちゃうよ?」

え……?

D氏「クリムトって生涯結婚しなかったんだけど、アトリエには常に半裸のモデルがいたんだ。クリムトには関係を持ったモデルの子供が14人いて、何人かのモデルはその子供に『グスタフ』って名前をつけたんだって。当時のアトリエはハーレムだっただろうね。絵を描いてセックスしてさあ」
白雪「まあ、アーティストはモテるよねえ。作品に惚れる女性はいっぱいいるだろうし」

白雪がアカデミックな雰囲気に話を戻そうとしても、D氏はクリムトのセックスにしか興味がないらしく、その後もセックスの話が続きました。

D氏「クリムトの生きていた1900年代ってコンドームはあったのかなあ? クリムトは絶対使ってないよね。あ、ちなみに俺も使わない主義(笑)。クリムトは象徴主義。俺はノーコンドーム主義みたいな(笑)」

ん……? 今、聞き捨てならないことを言わなかったか、こいつ!?

白雪「え。待って、D氏ってコンドームつけないの?」
D氏「つけないよ?」
白雪「それ女の子いやがらないの? てか、妊娠しないの? パイプカットしてるとか?」
D氏「いや~、それがさあ。俺ってすごい精子が強いみたいで、たまに妊娠する子いるよ。いままでのセフレはみんな妊娠した(笑)。でもさ、俺責任持つから! ちゃんと中絶費用だすから大丈夫だよ。ほんと逃げたりしないから!」

そういう問題じゃねーわ!!!!!!

 

今回の感想『D氏よ、お前もクリムトのように一芸を磨け』

D氏が熱心に見てたパネルって「クリムトがどんな女性を愛したか」みたいなことが書いていたんでしょうかね……。それを読みながら「俺は現代のクリムトだ!」とか思っちゃって気分が高まって私にカミングアウトしたのかも……。

クリムトのような才能のカタマリの男性の子供なら産みたいと思うかもしれないけど、行きずりのセックス相手の子供を妊娠するなんて絶対いやだ~!!!

その日は泊る予定でしたが、速攻で新幹線で帰りました。ゴムつけないとか聞かされずにホテルに行ってたら平気で中だしされていたかも……。お、恐ろしい!!!!

白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。