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出会い系を「無料デリヘル」扱いするド級のセクハラおじさん

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18禁出会い系実況

18禁出会い系実況!

わたし、白雪魔夢子は自分のことを常々「常識のないヤツだな~」と思っていました。

真面目な会社に勤めたことは一度もないし、出会い系ばっかりやってるし、親友もセックス依存症。

一時はオンラインゲームにドはまりし、ギルドマスターに上り詰めるために携帯トイレを部屋に持ち込む日々。昨日も深夜までゲームをして起きたのは午後2時……、ね? まともな人間とは思えないでしょ……?

で・も!!

世の中にはわたしを超えるとんでもない常識外れのヤツがいたの。
それが今回出会ったQ氏という男でした。

「自分もいい歳になったので、落ち着きたいななんて思っています……っていっても頭の中、パーリーピーポーなんで落ち着けるかわかんないけど笑。ぼくは本能のままに動く人間です。楽しいこと重視! 人生楽しみましょう!」

このメッセージが送られてきたのは夜12時過ぎ。金曜日の夜だったので「お酒飲んでるんじゃないですか~?笑」と送ったら「なんでわかった?笑」とすぐに返事がかえってきました。

Q氏は41歳。プロフィールは、龍の刺繍入りのシャカシャカパーカーを着たパーマ頭の男性が、こちらに向かって流し目でウィンクしている写真でした。頭にはグラサン。なんとなくバブリーな昭和の香りが漂っているけど、背景には『ざるうどん280円』と書かれた紙が写りこんでおり、実は庶民派であることが分かりました。

Q氏はまだ飲み足りないとかで家でチューハイを飲みながらマッチングアプリをやっていたとのこと。とにかく返事が早いので、わたしもポンポン返事を返し、気づけばエロトークをしていました。Q氏はわたしが下ネタOKな女であることが分かった瞬間から、とにかくエロい質問ばかりしてくる男でした。

ああ、あのとき、なんでノリノリで返事を返しちゃったんだろ……。

深夜のエロトーク。H氏が自慢の上腕二頭筋の写真や割れた腹筋の写真を送ってきて、わたしも「すごーい!! 抱いて~」なんてはしゃいでメッセージを返しちゃったんですよね……南無……。

「うわ! 本当に来た! 無料デリヘル!」

Q氏がヤバいヤツかもしれない、という兆候は待ち合わせの時点でありました。
駅前で待ち合わせて、出会った瞬間、Q氏はデカい声でこう言ったのです。

Q氏「うわ! 本当に来た! 無料デリヘル!」

……やばくね?

彼にとっては渾身のギャグだったようで、カカカと笑った後、わたしの顔を見て「え、なに怒ったの? 冗談だよ、冗談!」と言ってきました。

でも、その後もしつこく「待ち合わせ型のデリヘルってあるんだけど、あれ、俺好きなんだ~。待ち合わせ場所に来た女の子とこのあとセックスするって決まってるわけじゃん? すげー興奮するんだよね」と聞いてもいない解説をしてくるのです。

Q氏「でも、デリヘルは結局ホテルに着いたらタイマーつけられて、50分したらすぐに帰っちゃうんだよ。でも魔夢子ちゃんはさ、帰らないじゃん? 最高」

たとえ、そう思っていたとしても本人を目の前に言う!?
たしかにわたしはヤリマンだけど、『無料デリヘル』とか言われて喜ぶドエムじゃないっつーの!

すると、Q氏はしきりに「怒ったの? 怒ったの?」と聞いてきて、「あそこのソフトクリームおごるよ!ね? ね?」とソフトクリーム屋さんを指さしました。

わたしの答えも待たずにズンズンソフトクリーム屋さんに向かっていくQ氏。
お店には若くて可愛らしい女性の店員さんがおり、にこにこしていたので、今さら「食べたくない」なんて言える空気じゃありませんでした。

しかし、ここでもQ氏はとんでもないことを口走ったのです。

店員さん「いらっしゃいませ!S、M、Lどのサイズにいたしましょうか?」
Q氏「お姉ちゃんが好きなのちょうだい、お姉ちゃんは大きいのが好きでしょ?(にやにや)」
店員さん「あ……はい?」
Q氏「お姉ちゃん大きいのが好きって顔してるもん。大きいのがいいんでしょ? 口に入らないくらい大きいヤツ(にやにや)」

キッモ!!!!!!!

お姉さんは明らかにドン引きした顔をしています。こ、こんな男のツレだなんて思われたくないよ~~~!!!

結局、Lサイズのソフトクリームを買ってもらいましたが、ティンコのサイズに見立てられたビッグソフトを公衆の面前でぺろぺろ舐める34歳の女って屈辱……。Q氏はにやにやしながら「俺のほうが大きいよ」とか言ってくるし、ぞぞぞ……。

ホテルに入るのをやんわり拒否する方法

ホテルに到着するまでの間もセクハラ発言は続きました。チャットしている間は、「エロいことばかり言う面白い男」だと思っていたけど、実際会ってみたら「度を越したセクハラおっさん」にしか思えなくなりました。

このままホテルに入っても、きっと1時間も2時間もフェラさせられたり、ねちっこい愛撫をされるに違いない! そんなのイヤ~~~!!

ホテル街に到着しました。もう入ってしまったら後戻りできません。

Q氏「一番安いとこ探そう! 俺、ホテル代にお金かけるヤツはバカだと思うんだよね。入っちゃったらやることは一緒じゃん?」

そうだ!! これだ!!

白雪「ええ~~、わたしは1万円以下のホテルには絶対入りたくない!」

次の瞬間、Q氏があからさまにイヤな顔をしました。

Q氏「え? じゃあホテル代どうするの? 割り勘?」
白雪「ホテル代は男性もちでしょ? そんなの当然じゃん!」

 

今回の感想『ホテルに行かずに済みました』

さすがに「1万円以上のホテル使ったらデリヘル呼ぶ料金と総額変わんねえじゃねーか!」とまでは言われませんでしたが、Q氏はすごく不機嫌になりました。

わたしが「イヤならやめよう!」と言うと「ここまで来たのに行かないとかもったいないじゃん……」とブツブツ言われましたが、1万円を出すのはどうしてもいやだったようで、「こんなところでウロウロしてるの恥ずかしい!」と最後はわたしが逆ギレしたふうで解散となりました。

それにしてもQ氏、ふだんからナチュラルにセクハラ発言を繰り返しているんだろうか……。あんなんじゃ社会生活送れないだろうに……。もしかして彼もニートのギルドマスターだった……?

白雪魔夢子

大学卒業後、プロニートとして活動。毎日15時間オンラインゲームをして、ギルドマスターまで上り詰める。しかし、三十路を過ぎ、ふと「私。もしかしてやばい奴なんじゃ?」と思い直す。その後、奮起し、出会い系サイトに登録。『どうしてそうなった』という忠告はおやめください。