
Photo by Roberto Bosi from Flickr
事件です。ひっさしぶりに「入らないバイブ」に出会いました。なんだか謎かけのようですが、そのまんまの意味です。挿入できなかったんです、バイブがアソコに。理由は単純です、大きすぎたのです。
バイブをコレクションしはじめたときは、そんな失敗もしょっちゅうでした。オンラインショップではサイズが表記されています。最大直径と、長さ。でも、数字を見てもそれがどれくらいのものなのかが、感覚的としてわからない。それに全長ではなく、先端からクリバイブまでの長さが書いてあるものがほとんどない。ユーザーとしては、そっちのほうが重要なのにもかかわらず。
もちろん、そうしたディテールまで明記してくれる素晴らしいショップもあります。そういうところは、ほかにも素材のやわらかさや、静音性にまで言及してある場合も多く、買う前にイメージがしやすいです。この手のグッズは、ショップによって価格にわりと差が出るので、つい安いところで買ってしまいがちですが、届いたのが「ぜんぜん気持ちよくないわー」という商品だったら、ただの安物買いの銭失い。振り返ると「なんでコレ買っちゃったんだろう……」と思うものもありましたが、そうやって良心的なサイトを見つけたり、なんとなくサイズの感覚が身に付いてきたりして、失敗ショッピングは次第に減っていきました。
今回のバイブはいただきものでした。箱を開けて現物を見た瞬間、「あ、コレは難しそう」と思いましたね。頭が大きいんです。以前にも書きましたが、私は頭でっかち系のバイブが苦手です。男性でいうと亀頭にあたる部分がボコッと大きくて、そこから急激に細くなるタイプのことです。今回のは、その大きさがSサイズの卵ほどもあったんです。でも、パッと見のデザインは、かわいいんですよ。色はベビーピンク、全体的に丸っこいフォルムで親しみやすい雰囲気。質感もすべすべで気持ちいいです。この見た目に騙されて買う人、きっと多い! 女性はもちろん、男性も「これなら彼女もOKしてくれそうだな」と手が伸びるでしょう。
これを試すにあたって、挿入までにじっくり時間をかけました。クリだけでなく、入口もじわじわほぐすように刺激しました。こういうときに、大きめのヘッドはいいですね。広い範囲にあてがうことができるので。そして、そろそろ受け入れ態勢も整った。なるべく気持ちもゆったりさせて、「ようこそ~」と好意的に迎え入れようとしたのですが……。
む、無理!!!!!
卵の先っぽは私の体内にめり込むのですが、最大のところが骨に引っかかるような感じで、そこから先はどうにも進まない。少しぐらい努力しなきゃなと思って、ぐっと押し込んではみたものの、無理なものは無理なんですよ~。痛いからというより、物理的に不可能だなと感じ、それ以上、無茶をするのはやめました。日本人の骨盤のサイズでは、これが限界ですよ。セックス指南本などでは「赤ちゃんが出てくるぐらいだから、膣はとても柔軟に伸びる」をありますが、モノを挿入するときとは方向が逆です。時間をかけて拡張していけば、拳が丸ごと入る人もいますが、それは特殊な例です。
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