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挿入不可能! ちょっとは女性の身体を勉強してほしい「勘違いバイブ」

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 第一印象ではかわいく見えていたこのバイブが、どんどんグロテスクなものに見えてきました。一見すると女性好みのデザインでも、結局ベースになっているのは「男目線」。いまだ「大きけりゃいい」「グロいほうが興奮する」という発想で作られたバイブは多数、存在しますが、女性はとっくにそっぽを向いています。自分で買うことはまずないし、パートナーが買ってきたとしても、そんなのイヤだと突っぱねる人が多いんじゃないでしょうか。センスの悪さにがっかりするとも思います。自分の身体に使うものは、自分で選びたい。イマドキの淑女はそうでなくてはいけません 。

男目線に「NO」を言おう!

 そんな女性たちのお眼鏡にかなうものが、いま海外から続々と上陸しています。が、国内メーカーさんも当然、負けてはいられません。もとより海外製のものはお値段も相当なので、国内製で上質なものをリーズナブルな価格で買えるなら、それに越したことはないとも思っています。でも……「はいはい、じゃあカワイくすればいいのね」ってことで安易にルックスだけ変えてもダメなんです! 女性の身体の構造や、それを無視して挿入したときの痛みなどをまったく考えずに作っても、私たちは受け入れられないんです。何がグロいかって、そういう考えがぜんぶ透けて見えることです。女をナメんな! と一喝したくなります。

 と書いているうちに、いくつか“困ったバイブ”を思い出してきたので紹介しましょう。

●ドリルのような形
真っ黒なボディで、形はまさにドリル。女性の身体に工具のようなものをねじ込もうという発想がもう理解できません。考案した人の人格すら疑ってしまいます。

●クリバイブまで届かない
これはよくあるパターン。サオが長すぎて、挿入したときにクリバイブが遠~いところにある。挿入×クリ刺激のWの快感は、相乗効果で快感も倍増なのに、そもそも届かないってことで惜しい結果に陥っています。日本人女性の膣の長さは8~10cmって、ちょっと調べればいろんな本に書いてあるのに、なんでこんなふうになっちゃうんでしょうね!?

●煙が出た!
ちょっと話がズレるかもしれませんが、電池をセットしてスイッチをオンにした途端、ボディ全体がカーーッと熱くなって、煙が出たことがあります。何か導線がショートした? 原因はわかりませんが、怖すぎ! 勘違いも迷惑だけど、危害を加えられるレベルは許せません。

 いずれも女性への「思いやり」が欠けていますよね。乱暴な憶測かもしれませんが、この手の勘違いバイブがなくなる日は、まだまだ先でしょう。いえ、来ないかも……ぐらいに思っています。以上の書き方だと作り手が元凶のようですが、実際にはバイブを「感じている彼女を見て、俺が興奮する」ための道具として使っている買い手の問題でもあるのです。バイブは、女性にとっては実用品だけど、男性にとってはファンタジー。男性のファンタジー脳が女性にとって迷惑このうえないことは、これまでAVでもたくさん見てきましたが、バイブも同じですよね。バイブ選びもオトコ選びも、自分が傷つかないのが第一。まず女性自身がそれを見抜く賢さを身につけなきゃです。

 

■桃子/オトナのオモチャ約150種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。ブログtwitter

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桃子

オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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